オキュラス=眼球、その眼を通して見ているものは、果たして現実か。巧妙な鏡の魔力に惑わされる
ストーリー:新居に引っ越したばかりの幸せな4人家族に、ある日凄惨な事件が起きた。父親が妻を拷問し殺害。父親も銃で撃たれ死亡した。ふたりの子供は救出されたが、10才の弟は父親の殺害容疑で、精神病院送りとなった。そして11年後。弟ティム(ブレントン・スウェイツ)は退院し、姉ケイリー(カレン・ギラン)が出迎え、ふたりは再会を祝した。ティムは新しい人生を始めようとしていたが、ケイリーにはある目的があった。11年前の事件が鏡の魔力によることを証明し、父と弟の罪を晴らすこと、そして鏡を葬り去ること・・・。事件のあった家に鏡を持ち込み、ティムとともに超自然現象を映像に収めようとするケイリーだったが・・・。
出演:カレン・ギラン、ブレントン・スウェイツ、アナリース・バッソ、ギャレット・ライアン、ロリー・コクレーン、ケイティー・サッコフ、ジェームズ・ラファティ、ミゲル・サンドバル、ケイト・シーゲル
★★★★★ 出だしから見たいと思える映画だったよ。おもしろかった。
いやーずっとドキドキ。スプラッターでもゾンビーでもないけど、ちょっと日本のホラーに似た感覚かな。ずっとぞわぞわで面白かった。エンディングは途中からもしかして・・・って少し想像ついたけど、それでも十分楽しめた。
★★★★★ 怖すぎるすごい作品。
劇場で観ましたが、何度も席を立ちたくなるほど最後までスリリングでした。鏡の呪いに引き裂かれる兄弟、恋人。果敢に謎を解いていくヒロインも男らしく、どこかにいそうな学級長タイプで、どんどん物語に引き込まれていきます。ホラーなのに最後は感動。この監督は、すごいなと思っていて、DVDが出ておりましたので勿論買ってしまいました。
★★★★☆ 斬新さが評価の分かれ目
鏡の呪いを証明するため奮闘する姉弟の物語です。ポイントは過去と現在がないまぜになった独特な演出でしょう。この手法によって登場人物はもとより、視聴者もまた過去と現実の境界が、ひいては何が現実で何が幻覚かも見失いそうになるのです。なかなか斬新で面白いですが、反面、その特殊な表現に意識が集中し、ストーリーの怖さを十分に味わえなかった人もいるかもしれません。この斬新さが持つ諸刃の味わいをどうとらえるかは人によるんじゃないでしょうか。個人的には多少のホラー感を犠牲にしたとしても十分もとのとれる面白味だと思います。はたして鏡の呪いが先か、それとも精神異常が先なのか・・・。見終わったあとの妙な余韻がクセになりそうです。
★★★☆☆ 終始曖昧に
一番初めに11年前としているがそれ以降は現在と過去の明確な表記はなく、どれが現実でどれが幻覚かの境を曖昧にして進行する過去に鏡の呪いか何かで両親を失った姉弟が鏡に復讐する話で、怪異系の出番はそれほどなく洗脳された家族の凶行が主幻覚を通して過去に実際に何があったのかと、幻覚に翻弄される姉弟が徐々に追い詰められていく様が中々に恐ろしい。ホラーとしての怖さはそれ程でもないが、所々でやや痛々しい表現があるのでそちらの方が顔をしかめそう。どの段階から取り込まれていたのか確かめてみるのもありかもしれない。
作品の詳細
作品名:オキュラス/怨霊鏡 |
原作名:Oculus |
監督:マイク・フラナガン |
脚本:マイク・フラナガン |
公開:アメリカ 2014年4月11日、日本 2015年1月3 |
上映時間:103分 |
制作国:アメリカ |
製作費:500万ドル |
興行収入:4400万ドル |
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