ドラマ

追憶の街 エンパイア・フォールズ

エド・ハリス、フィリップ・シーモア・ホフマン、ヘレン・ハント、そしてポール・ニューマンという豪華キャスト共演で贈る、2部構成のミニドラマシリーズ

ストーリー:ニューイングランド地方の寂れゆく街を舞台に、廃れかけた産業や階級格差、そして過去の亡霊から逃れられない住民の、ユーモラスで、なおかつ心に響く人生模様を描く。エンパイア・フォールズの街に住む、主人公マイルス・ロビー (エド・ハリス) は、家族の要求を優先させ、働いているレストランのオーナーである女性の傲慢な支配に屈伏し、若かりし日のチャンスを棒に振ってきた。逃げ出すことのできない環境下でマイルスは、過去の驚くべき真実の全貌を知ることにより、問題に対処する術を学ぶのだった・・・。

出演:エド・ハリス、ヘレン・ハント、ダニエル・パナベイカー、ポール・ニューマン、フィリップ・シーモア・ホフマン、ロビン・ライト、ジョアン・ウッドワード、エイダン・クイン、デニス・ファリーナ、ルー・テイラー・プッチ、ウィリアム・フィクナー、テレサ・ラッセル

視聴者の声【Amazonレビュー】

★★★★★ 深い・・・

ストーリーも脚本も、キャストの見事な演技にも納得。寂れた街に住む男性の話です、地味に見えて・・・地味じゃないんです。映画の説明文のみで見始め、スタートは退屈?と思いましたが自然で味のある演技に自然にずっと見てしまいました。40代、50代にはいい映画だと思います、特にアメリカが好きな人は・・・。話は思ったより複雑で、なんでR15?も最後まで見ればなるほどです。このドラマは下手な映画よりよっぽどよくできてる、いい話でした。

★★★★★ フィリップ・シーモア・ホフマンは、この映画に出たことを後悔していない・・・と思う。

貧乏でなくとも大人になればわかるが、金と時間の推進力ほど・・・質感を持って人に、人生に「何か」を強いるものはない。この作品の著者は、最後はそれらの推進力によってオガクズのように轢き潰されて消えていく名もなき人々・・・の中にある「何か」が、意図せず放つ道徳を越えた一瞬の煌きを静かに謳った。ティックのクラインの壺の中の宝玉のような美しさ、を自分のものにできないがゆえの激情、が顕在化させる罪悪感、からの救済・・・美しくても、健康でも、お金があっても、優しい心をもっていても、そんな簡単には幸せになれない。内省と、内省だけでは絶対に突き破れない自己の核を砕く究極の激情に曝されて、しかもそこから立ち直れるタフネスと幸運がないと・・・多分ティックは幸せになるだろう。でもそのティックもいつかは老いて死ぬ、おそらくは名もなき人の一人として。だからなんだって言うんだ?傷ついたティックはいま恋をしようとしている、誰も、何も敵わないような恋を。少しさみしい気もするけど、それはこの物語で語られるべきではないんだろうね。

作品の詳細

作品名:追憶の街 エンパイア・フォールズ
原作名:Empire Falls
監督:フレッド・スケピシ
脚本:リチャード・ルッソ
公開:アメリカ 2005年5月28日
上映時間:195分
制作国:アメリカ
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