1995年度アカデミー賞5部門受賞。感動が心の底から湧き上がる、スコットランド伝説の英雄ウィリアム・フォレストの生涯を深い感動と壮大な映像で描きあげた一大巨編
ストーリー:残虐非道なイングランド王エドワードI世の支配下にあった、13世紀のスコットランド。侵略により家族を皆殺しにされた少年ウィリアム・ウォレス(メル・ギブソン)は成長して久々に故郷に戻るが、愛する妻をもイングランド兵に惨殺されてしまう。復讐を誓う彼は祖国解放を願うスコットランドの民衆を率いて、自由を勝ち取るために立ちあがった!
出演:メル・ギブソン、ソフィー・マルソー、パトリック・マクグーハン、キャサリン・マコーマック、ブレンダン・グリーソン、アラン・アームストロング、ブライアン・コックス、ジェームズ・コスモ、デヴィッド・オハラ、アンガス・マクファーデン、トミー・フラナガン
★★★★★ 良かったです。
もちろん良い映画です。それはアカデミー賞5部門受賞作品なのだから当然です。単に復讐劇というものではなく、主人公の生き方と共に映画のラストに感動させらると思います。英雄とは、この映画の主人公のような者のことを言うのでしょう。買って決して損はしないと思います。
★★★★★ 今の世も繰り返す人間の悲劇
歴史に名高いウォレスですが、この映画では理想的な英雄ではなく、親や愛妻、友人を殺された子であり夫として描かれています。ミューロンとの結婚がかなう幸せな前半があるだけに戦争が一層悲惨です。個人的な復讐に留まらず、同じ悲劇をくり返さない、というウォレスの決意が民族独立への導火線になっていきます。皇太子妃と本当に恋をしたかどうかわかりませんが、彼女の存在が権力闘争と戦いの悲惨さを際立たせています。(ソフィー・マルソーがいいですね。知性と色香がいいバランスでした。)人間が自分の利益だけを求めたら?この映画の英国王のように収奪、殺戮を平然とやるでしょう。それでも人類が滅んでしまわないのは名も無き何万何千のウォレスがいるからだと思います。理不尽な戦争に苦しむのは今の世も同じだな、とため息。
★★★★☆ スコットランド vs イングランド 自由を求めて
連合国家であるイギリスの、それぞれの国がもつ民族の誇り、決して混じり合うことなく、スコットランドとイングランドが、ひとつの国家として存在する根深い理由が垣間見られる作品です。英雄ウィリアム・ウォレスの正義感あふれる役を演じるメル・ギブソンの演技は息を呑む迫力ですし、ナチュラルな美しさのソフィーマルソーも血生臭いシーンの中に華を添え、壮大なアイルランドの美しい自然も見応えあります。ウォレスの最後に叫ぶ言葉、それは彼が何のために戦ったのか、その理由だと思います。愛する人?祖国?それを考えながら、観るのもよいかもしれません。
作品の詳細
作品名:ブレイブハート |
原作名:Braveheart |
監督:メル・ギブソン |
脚本:ランダル・ウォレス |
公開:アメリカ 1995年5月24日、日本 1995年10月14日 |
上映時間:177分 |
制作国:アメリカ |
製作費:7200万ドル |
興行収入:2億1300万ドル |
Amazonで探す |
Amazonプライムで視聴する(字幕版) |
Amazonプライムで視聴する(吹替版) |
Amazonプライム30日間無料体験を試す |
楽天市場で探す |