ドラマ

コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋

心の病を抱えた人たちの人間模様を描くオムニバスドラマ

ストーリー:『ルーシー』弁護士を目指して勉強中のルーシーは、幻覚や幻聴に悩まされる統合失調症を患い、治療のために入院する。そこでブルースという男性と知り合うが…。『グレイス』双極性障害の母を支えて暮らすグレイスは、そのことを友人たちには隠していた。だがある日、母がグレイスと友人たちを連れて買い物に出掛けたところ・・・。『アリソン』休日に恋人を連れて実家に帰ったアリソン。そこへ、病気で入院していた姉が戻って来る・・・。

出演:ジェニファー・ハドソン、サラ・ハイランド、メリッサ・レオ、オクタヴィア・スペンサー、ソフィア・ヴァシリエヴァ、ブリタニー・スノウ、クリント・ハワード、メリッサ・ファーマン、エイミー・ティーガーデン、ジーン・スマート、リー・トンプソン、アーナ・オライリー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 精神疾患をもつこと

統合失調症、双極性障害(躁うつ病)、うつ病、PTSDの後遺症・・・精神疾患と共に生きること精神疾患を持つ家族を持つことその世界観を体験できる作品です。バラバラの5つのエピソードが最後につながってエンパワーの力を信じられて救いを感じられます。

★★★★★ 精神保健に関わる人には必見

精神疾患の当事者とその家族についてざっくり掴むには良い作品。それぞれとても短いエピソードですが、よく描かれていると思います。最初の物語が最後の物語につながり、様々な当事者の「喪失」の痛みと「レジリエンス」、楽ではないけれどそこにまだ残されている「希望」を描いた作品にもなっています。人によっては、もしかしたら軽いタッチで明るく見られる作品なのかもしれません。だとすれば、精神保健や福祉に関わろうとする人が、精神疾患の人(とその家族)について知っておくべき導入として良いのかもしれません。当事者のひとりとしては、それほどこの作品を軽くは見られませんでしたが、見る前より見終わった後に、もう少しだけがんばってみようと感じました。最後の方に「リビングプルーフ(生きている証拠)」と言う言葉が出てきます。彼女の正直で誠実な佇まいや言葉とともに、当事者性を持つ支援者が居る意味や在り方について、心の中で新たにしました。

★★★★☆ 闇の中で一筋の光をつかむようなイメージ

とかく偏見の目で見られ、理解されがたい精神疾患ですが、身の回りや自身がかかる可能性はあると思います。多くの場合、家族や本人はまずどん底に突き落とされますが、何らかのタイミングや寄り添う誰かがいることで、社会復帰できる場合もある、そんな希望が持てる映画でした。あきらめず、困難を乗り越え、誰かの支えになろうとしている主人公のこれからを応援したくなる映画でした。

作品の詳細

作品名:コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋
原作名:Call Me Crazy: A Five Film
監督:ローラ・ダーン、ブライス・ダラス・ハワード、シャロン・マグアイア、ボニー・ハント、アシュレイ・ジャッド
脚本:ディアドレ・オコナー、ハワード・モリス、ジャン・オクセンバーグ、スティーヴン・ゴッドショー、エリン・クレシダ・ウィルソン
公開:アメリカ 2013年
上映時間:88分
制作国:アメリカ
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