ゾンビ映画

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド

偉大なるホラー・マスター、ジョージ・A・ロメロのデビュー作であり、「ゾンビ」「死霊のえじき」「ランド・オブ・ザ・デッド」と続く”リビング・デッド”シリーズの記念すべき第1作!!

ストーリー:墓参りにやってきた兄妹ジョージとバーバラ。そんなふたりに、甦った死体が襲いかかる。ジョージは格闘の末に死亡し、近くの家に逃げ込んだバーバラは他の避難者たちと合流する。しかし一行は死者の襲撃を前にしながら対立。ゾンビの群れは容赦なく押し寄せてくるが・・・。

出演:デュアン・ジョーンズ、ジュディス・オーディア、カール・ハードマン、マリリン・イーストマン、キース・ウェイン、ジュディス・リドリー、カイラ・ショーン、チャールズ・グレッグ、ラッセル・ストライナー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 問いかけられる作品

素晴らしいのひと言。3部作の中ではやはりこれが一番恐ろしい。ジメッとした質感の中で迫る恐怖。ゾンビ映画の礎を築いた記念碑的作品。ドキュメンタリーもあり尚最高。ゾンビ好きな方でまだ観てない方、是非観てほしい。

★★★★★ 基本は全てここにある

ロメロ監督の作品に通じるものが全て、この作品に込められていると思います。独自のモラル、マイノリティへの共感、映像表現・・・。この作品でも、主役は黒人。この時代、今よりあからさまな差別があったであろう彼を軸として物語は展開しますが、ラストで彼の運命を変えてしまうのは、いかにもロメロ監督らしい。反社会的、とは違うけど、時代を風刺しているような視点が既にここから見受けられます。90分程度と短く感じる映画ですが、内容はとても濃い。ゾンビ映画としては押さえておくべき作品であることは間違いないでしょう。

★★★★★ ロメロ監督のゾンビ作品第1作目。

ゾンビに襲われた人々が民家に逃げ込んで籠城する密室劇。逃げ込んだ人々が起こす内輪揉めでジワジワと追い詰められる恐怖と緊張感が素晴らしく心地良い傑作ホラー。そして衝撃のラスト…予算が無くともアイデアと工夫次第で傑作は生まれる事を実証した事に関してもロメロはやはり偉大だと思うのです。

★★★★☆  不気味さ抜群

すべてのゾンビ映画はここからですね。当時はメイクや特撮の技術も今ほど出なかったが故に小さな工夫がたくさんあります。カット等が今の映画と違うので実際は短いですが、長く感じました。白黒というのもあって、とにかく不気味。

★★★★☆ ゾンビ映画の原点

こうしたゾンビ映画の基本パターンを確立させたのがこの映画です。この映画のシーンのほとんどは一軒家が舞台で、そこで人間対ゾンビの死闘が展開されます。ゾンビたちの襲撃シーンも怖いですが、人間側の仲間割れで状況がさらに悪化していくという救いようの無いストーリーがさらに怖いです。ロメロ監督がこの映画を通して描きたかったのはゾンビ達の行動よりもむしろ人間のエゴではないかと感じます。ゾンビ映画に人間ドラマが加わる、ロメロ監督のゾンビ系作品が他の亜流作品と一線を画している最大の理由はこの点ではないかと思います。オススメ作品。

作品の詳細

作品名:ナイト・オブ・ザ・リビングデッド
原作名:Night of the Living Dead
監督:ジョージ・A・ロメロ
脚本:ジョン・A・ルッソ
公開:アメリカ 1968年10月1日、日本 劇場未公開
上映時間:96分
制作国:アメリカ
製作費:11万ドル
興行収入:3000万ドル
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