少年には届く声がある。彼には見える”何か”がある。
ストーリー:小児精神科医マルコム(ブルース・ウィリス)は、長年、第一線で子供たちの”心の病”の解決に人生を捧げてきた。しかし彼は、以前担当したヴィンセントという少年を助けられなかったことに深く傷つき、最愛の妻アンナ(オリヴィア・ウィリアムズ)との間にすら深い溝ができ、人生に絶望しかけていた。そんなおり、8歳の少年コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)が新しい患者として現れる。いつも何かにひどく怯え、母親リン(トニ・コレット)にすら原因を明かさず、ひとり心を閉ざす彼の症状は、自殺したヴィンセントと酷似していた。懸命の説得の末、マルコムはコールから驚愕の”真実”を聞き出す。コールは言った。「僕には死んだ人が見えるんだ」・・・。あたかも自分の過去と向き合うかのように、必死の思いでコールを助けようとするマルコムの前に、科学では説明のつかない“何か”の存在がしだいにその全貌を明らかにしていくのだった・・・。
出演:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、オリヴィア・ウィリアムズ、トニ・コレット、ドニー・ウォルバーグ、ミーシャ・バートン
★★★★★ 何年もたってからすごく見たくなりました。
世間で騒がれていた時に観て、やはり結末に驚いて。それで終わっていたはずなのに、何年も経ってから矢も楯もなくまた観たくなりました。なぜその衝動が起こったのか理由はわかりません。そうやって再度見て、結末はわかっているのにまた感動したのは、すべての人間が持っている「弱さ」にこの上なく寄り添っている映画であるということ、そこに尽きます。外側から見ていたのではわからないその人の内面・弱さ・事情(陳腐な言葉ですが)があるのだということ、それを改めて思い知らされました。どんな人に対しても、その人なりの事情があるのだ、ということを慮りたいと、そう思いました。
★★★★☆ 筋立てがすばらしい。
この映画のストーリーの筋立てがうまくて、面白かったです。決して楽しい映画ではないです、内容が内容だけに。でも、感動する場面もあり、最後のシーンは驚きでした。これで物語のつじつまが合うと思いました。サスペンスホラーということで、かなり怖いのかな、とビビリながら観ておりましたが、思ったほど怖くはなかったです。でも怖いことには変わりないですが。それよりも物語の展開を読み解くほうに面白さを感じました。こういう発想が面白い映画ですよね。「第6感」なんて。こういう能力、私は持ちたくはないですが・・・。
★★★★☆ 与えられた能力を何に使うか
気づくか気づかないかの差はあるが、各人が様々な能力を与えられている。それに気づいていないとしたら、恐らく自分の利益の為に使える能力だけを「能力」と考えているからだろう。他人を愛する能力、他人を守れる能力、実は自分達がそう言った多くの能力を持った人々の働きによって守られ生かされている事を忘れる時、人は自分から地雷を踏みに行くと言う破滅へのストーリーが始まるんだろうと思う。一つの思いに囚われていた時には得られなかった平安を、愛する人の本当の幸せを願った時に初めて得られたマルコムが自分の行くべき世界に旅立って行くラストシーンの創り方は最高です。
作品の詳細
作品名:シックス・センス |
原作名:The Sixth Sense |
監督:M・ナイト・シャマラン |
脚本:M・ナイト・シャマラン |
公開:アメリカ:1999年8月6日、日本:1999年10月30日 |
上映時間:130分 |
制作国:アメリカ |
製作費:4000万ドル |
興行収入:6億7200万ドル |
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