サスペンス

チャイナタウン

ダム建設に関わる“汚職”と“秘密”の謎を探る探偵の姿を描いたロマン・ポランスキー監督による傑作ハードボイルド・ミステリー

ストーリー:1930年代のロサンゼルス、チャイナタウン。私立探偵のジェイク(ジャック・ニコルソン)は、モーレイ夫人と名乗る女性から夫の愛人調査を依頼されるが、やがて本物の夫人(フェイ・ダナウェイ)からクレームをつけられ、殺人事件に巻き込まれていく・・・。

キャスト:ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン、ダイアン・ラッド、バート・ヤング、ペリー・ロペス、ジョン・ヒラーマン、ダレル・ツワーリング、リチャード・バカリアン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 古典にして色褪せない映画のお手本

街の権力者の暗部に検事崩れの探偵が迫り、クライマックスで衝撃の事実が明らかになる。全編を貫く退廃的な空気、探偵のキャラ、束の間のロマンス、仕込まれた数々の伏線を最後に綺麗に回収する練り込まれた脚本。頭でクラクションを鳴らすシーンも、この場面のために仕込んでいたのかと、巧みな構成に感嘆しました。このチャイナタウンは翻訳物の脚本術の本で、教材として頻繁に取り上げられるので興味を持ち観ましたか、納得しました。ストーリー、俳優、監督どこを切ってもお手本になる名作です。

★★★★★ 探偵映画の最高傑作

探偵映画の中では、間違いなくベストワンだと思います。J・ニコルソンが腕っぷしは今一つだけど、頭の回転は良く、金回りもそこそこいい私立探偵を見事に演じきってます。またラストの後味の悪さが何とも言えません。ストーリの意外性はLAコンフィデンシャルを彷彿させます。

★★★★★ 完璧な映画。ラストシーン圧巻。

かっこええよ。トップ・オブ・サスペンスだよ。絵もきれいだよ。ジャック・ニコルソンもフェイ・ダナウェイも麗しいけど、ラストシーン最高だよ。裏切られ、少しずつ噛み合ない人生のもどかしさ。何もかもが素晴らしいが、脚本がパーフェクト。ひたすら完璧すぎる映画に震える。

★★★★☆  フィルム・ノワールの傑作

今では開店休業中のジャック・ニコルソンの若かりしき姿が存分に見られます。かっこいいです。また、監督がロマン・ポランスキーとあっては観ない訳にはいきませんね。受賞歴 第47回 アカデミー賞(1975年)第32回 ゴールデングローブ賞(1975年)自身もジャック・ニコルソン扮するジェイクにナイフで鼻を切りつけるチンピラ役で出演してます。不思議とどの役者よりも存在感が際立ってますね。脚本家と監督の確執、現在でも語り草になってる逸話など、エピソードを見るとまさに奇跡的な仕上がりです。晩年の完成されたポランスキー作品よりも、この辺りまでの狂気がにじみ出てるポランスキーの方が好きかも。

★★★★☆ 映画職人たちが寄ってたかって

作った映画は流石に面白い。個人的には☆4.5個。とても「ムードに酔える」作品でした。スクリーンを漂うような、はたまたガチッと羽交い絞めにするようなジェリー・ゴールドスミス の音楽も余韻がず~んと残る旋律で、タマラナク・イイですね。鑑賞前は「収録時間131分なんて長すぎるな~」と思ったのですが、実際に観終わったあとには「意外と長くないなぁ」と感じました。私立探偵を演じるジャック・ニコルソンのスーツの着こなしも、タバコを取り出す仕草も、せりふもカッコ良さ満点だ。フェイ・ダナウェイもスタイリッシュで、お化粧も美しいし、色気も可愛さも哀れさも充分に出してて、個人的にはボニーとクライドの時よりも好きだなぁ。それに巨悪を演じるのが名匠ジョン・ヒューストンとはねぇ~!「マルタの鷹 -1941作-」の監督をこんなにシブク使ったり、自分はカメオ出演してニコルソンの鼻をナイフで切ったり・・・、「ポランスキーってホンマに映画数奇やなぁ~」と関西弁で関心してしまいました。25歳以上のオトナには「観てみたら?」とお薦めしたい作品ですね。

作品の詳細

作品名:チャイナタウン
原作名:Chinatown
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロバート・タウン
公開:アメリカ 1974年6月20日、日本 1975年4月12日
上映時間:131分
制作国:アメリカ
製作費:600万ドル
興行収入:3000万ドル
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