娘の結婚式に出るためにロンドンにやって来た男性と、なかば人生をあきらめて楽に生きることを選んだ女性の心温まる交流をしっとりと描く
ストーリー:ニューヨークのベテラン作曲家ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)は、上司から新作のプレゼンには「若手を起用する」と言われてしまう。愕然としながらも月曜のプレゼンには絶対自分が出ると宣言し、離婚して離ればなれになってしまった娘、スーザン(リアーヌ・バラバン)の結婚式に出席するためロンドンに旅立つ。ヒースロー空港に降り立ったハーヴェイは、空港でアンケート調査をしている統計局員のケイト(エマ・トンプソン)に、仕事のうっぷんを晴らすかのように邪険な態度を取ってしまう・・・。
出演:ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン、リアーヌ・バラバン、キャシー・ベイカー、ジェームズ・ブローリン、アイリーン・アトキンス、ブロナー・ギャラガー、アダム・アスティル
★★★★★ 素敵♡
なにげなーい日常の中、いきなり始まるのが恋。恋とは、もしかすると、長く付き合ってから、始まるものではなく、ほんの一瞬で始まるのかもしれない。そもそも、男と女は、たぶん、まったく違うからね。出会って少しだけ話せば、ときめく相手かそうでないか、判断はつくものかもしれないな。初老の二人が、幼稚園の初恋みたいに、ういういしいのが良い。
★★★★★ すべてが心にグッとくる
誰しも一度は感じたことがあるであろう寂寞、孤独、空虚…年齢を重ね人生の終わりが近づくほど切実なものとなる。まさに、この状況が2人の男女の身に現実として訪れる。自分の居場所、自分の価値その二つが上手くかみ合った時の新しい人生の歓びを演じるダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンが観る側の心をグッと掴んで離さない。とうとう中年と呼ばれる域に達した自分には感慨深い映画でした。
★★★★☆ 一度は見る価値あり
人生よくないことばかりではない。希望と熱意を失わなければ道は開く。ダスティ・ホフマン演ずる姿から教えられました。
作品の詳細
作品名:新しい人生のはじめかた |
原作名:Last Chance Harvey |
監督:ジョエル・ホプキンス |
脚本:ジョエル・ホプキンス |
公開:アメリカ 2008年12月25日、日本 2010年2月6日 |
上映時間:92分 |
制作国:アメリカ |
製作費:500万ドル |
興行収入:3200万ドル |
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