世界で最も高度な暗号を解いたのは9歳の少年だった! 少年を守るため、いま一人の男が命を賭ける・・・。
ストーリー:FBIのベテラン捜査官アート(ブルース・ウィリス)は、ある殺人現場で9歳の少年サイモン(ミコ・ヒューズ)を保護する。サイモンは自閉症ではあったが、パズルに関しては天才的な能力を持っていた。彼はあるパズル雑誌に掲載された暗号を偶然解読し、ある場所に電話。サイモン自身は理解していなかったが、それは全世界のスパイ網を保護する国家安全保安局の機密情報システム“マーキュリー”を解読する秘密コードだったのだ。機密保持の責任者クドロー大佐(アレック・ボールドウィン)は、サイモンの抹殺を指示、彼の家族が惨殺されてしまう。その現場で初めてサイモン少年と出会ったアートは、家族の遺体に不審な点を発見しサイモンに護衛をつけるが、案の定、謎の男たちの襲撃に遭う。何とか危機を脱したアートは、敵の正体を探るための決死の戦いに挑むことになるのだが・・・。
出演:ブルース・ウィリス、アレック・ボールドウィン、ミコ・ヒューズ、シャイ・マクブライド、L.L.ギンター、キム・ディケンズ、ジョン・キャロル・リンチ、ピーター・ストーメア、ボッジ・パイン・エルフマン、ケヴィン・コンウェイ
★★★★★ 家族に自閉症の人がいるのですが…
少年の症状の描写がものすごくリアルですね。初めて見た時は確かにうっとうしいなと思ってしまいましたが、今見ると自閉症の9歳の子にしてはかなりの意思疎通が取れており、現実より100倍可愛げがあるなと思います。(外見が清潔感のある可愛い子だからというのも大きいでしょうが)実際の障害者は映画や小説のように超天才という事もなく、ごくごく普通に生きている人がほとんどですが、主人公の言う通り、症状の重い人ほど親以外に無条件で愛されることは(親でも)なかなか難しいと思います。どうしても孤独になりがちです。自閉症の家族が、この映画を見てすごく共感していたのを思い出します。自閉症の人と周りがどう接していけばいいのか、すごく考えさせられる作品の一つです。内容の面白さに加え、ブルース・ウイリスさんと子どもの組み合わせは癒されますね。
★★★★☆ ブルースの愛情。
タイトルは暗号のことを指しているが、内容は暗号解読のサスペンスではなく、ヒューマンドラマである。自閉症児は誤解されることが多いが、それを正すようなセリフがあるのが気に入った。ブルースが愛情深いことは、芝居を観ていておく分かる。子どもと組むと、その魅力がいっそう際立つ。『シックス・センス』そしてこの作品だ。いのちを守れるだけの能力、鋭い洞察力、そして愛情があるならば、どんな女性もイチコロだろう。
作品の詳細
作品名:マーキュリー・ライジング |
原作名:Mercury Rising |
監督:ハロルド・ベッカー |
脚本:ローレンス・コナー |
公開:アメリカ 1998年4月3日、日本 1998年10月10日 |
上映時間:108分 |
制作国:アメリカ |
製作費:6000万ドル |
興行収入:9300万ドル |
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