30歳で命を絶った詩人・シルヴィアの壮絶な人生と愛を描いた真実の物語
ストーリー:アメリカの裕福な家庭に育ち、子どもの頃から詩作の才能を発揮して神童と呼ばれた女性シルヴィア・プラス(グウィネス・パルトロー)。彼女は優れた詩人になるとの大志を抱いてイギリスのケンブリッジに入学する。ある日彼女は、イギリス人大学院生テッド・ヒューズ(ダニエル・クレイグ)の詩を読み深い感銘を受ける。その後シルヴィアはテッド本人と出会い、2人は運命の恋に落ちた。結婚しロンドンに居を構え、詩作に没頭する2人。やがてテッドの作品がニューヨークで賞を受賞し、2人はそれを喜ぶが、その頃からシルヴィア自身は行き詰まりを感じ始めるのだった・・・。
出演:グウィネス・パルトロー、ダニエル・クレイグ、ジャレッド・ハリス、アミラ・カサール、ブライス・ダナー、マイケル・ガンボン、ジュリアン・ファース、リディ・ホロウェイ
★★★★☆ 家庭と人生
真実はしばしば虚構よりも小説じみている。詩人シルヴィア・プラス夫妻の物語というよりは、シルヴィア・プラスそのものの実話を映画化したものだが、最後のシーンまでたどりついたとき、果たしてこれが現実の挙動と信じられようか。わたしには真似できそうもない。グウィネス・バルトロウの自然な演技に無理がなく、自然に引き込まれる。どこにでもありそうな何不自由ない幸せそうな家庭の情景と、抗いようもなく壊されていく日常へのシルヴィアの「女の勘」の描き方が秀逸。確かアメリカ在住と思われる両親へ手紙を出すシーンのさりげなさが痛々しい。詩人でなければこのようなラストを迎えなかったかもしれない。
作品の詳細
作品名:シルヴィア |
原作名:Sylvia |
監督:クリスティン・ジェフズ |
脚本:ジョン・ブラウンロウ |
公開:アメリカ 2003年10月17日、日本 2004年12月25日 |
上映時間:110分 |
制作国:アメリカ、イギリス |
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