全米を揺るがした大リーグ史上空前のスキャンダル“ブラックソックス事件”。そして、球界から8人が追放された・・・
ストーリー:1919年、徹底的なケチで知られるシカゴ・ホワイトソックスのオーナー、チャールズ・コミスキーの采配で安い給料にあえいでいた選手たちは、つい賭博師の誘いに乗ってシンシナティ・レッズとのワールド・シリーズで八百長試合を展開してしまう。結果、ホワイトソックスは3勝5敗で敗れた。しかし、まもなくしてこの試合が八百長であることが囁かれ始め、翌年7人の選手が告発。加えて、八百長に手を貸さなかったバック・ウィーバーまでもが、八百長を知っていながら球団に報告しなかったかどで罪を問われることになってしまう・・・。
出演:D・B・スウィーニー、デビッド・ストラザーン、ジェリード、マイケル・ルーカー、ペリー・ラング、ドン・ハーヴェイ、チャーリー・シーン、ジョン・キューザック、ジョン・マホーニー、ジェイス・アレクサンダー、クリストファー・ロイド、ナンシー・トラヴィス、ウェンディ・マッケナ
★★★★☆ 野球映画の隠れた秀作
インディーズ映画の代表的監督、ジョン・セイルズが撮った隠れた秀作です。ホワイトソックスの八百長事件というと、『フィールド・オブ・ドリームス』が引き合いに出されますが、あの映画はシューレス・ジョーをあの世からトウモロコシ畑のグラウンドに呼び出しただけで、八百長事件が何であったかには触れていません。その点、この「エイト・メン・アウト」は「8人が追放された」という題名でわかるように、このメジャー史に残る大事件を丁寧に描いています。真実はまだ闇の中だそうですが、野球と賭博との関係や当時の雰囲気がわかり、アメリカの現代史を知るという意味でも興味深い作品です。
作品の詳細
作品名:エイトメン・アウト |
原作名:Eight Men Out |
監督:ジョン・セイルズ |
脚本:ジョン・セイルズ |
公開:アメリカ 1988年9月2日、日本 劇場未公開 |
上映時間:119分 |
制作国:アメリカ |
製作費:610万ドル |
興行収入:570万ドル |
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