39歳の“町一番の人気者”が、81歳の“町一番の嫌われ者”を殺害したその顛末を、名優たちが演じる人間味豊かなドラマ
ストーリー:テキサス州の田舎町カーセージ。葬儀屋で働くバーニー(ジャック・ブラック)は、繊細な仕事ぶりと献身的な市民活動で町の誰からも愛されていた。彼はある日、町一番の大金持ちの葬儀を執り行い、その未亡人であるマージョリー(シャーリー・マクレーン)に出会う。マージョリーは、頑固な性格で町中から嫌われ、息子家族とも裁判沙汰となっている孤独な老女だった。そんな彼女を気遣い、相談相手となって慰めるうち、バーニーはマージョリーに気に入られ、彼女の世話役となる。しかし、マージョリーの支配欲はしだいにエスカレートし、ついには彼が他の住民と交流することさえ許さなくなっていった。理不尽な要望の数々に振り回され続けたバーニーは、ある日、マージョリーのわがままについカッとなり、思わず銃を手にとってしまい・・・。
出演:ジャック・ブラック、シャーリー・マクレーン、マシュー・マコノヒー、ブレイディ・コールマン、リチャード・ロビショー、リック・ダイアル、ブランドン・スミス、ラリー・ジャック・ドットソン
★★★★☆ ある意味恐ろしい話
コピーにあるように「ウソのようなほんとうの話」である。主人公が殺人を犯すのは、副題を読んでわかっているのに、驚かされたくらいだった。しかしこれは逆にいうと、どんなにいいひとでも殺人を犯す可能性があるというのだから、ある意味恐ろしい話である。とはいえ、主人公がほんとうにいいひとだったかどうかというのは、少し疑問が残るかもしれない。なぜ、彼は町一番のきらわれ者に近づいて友達になろうとしたのか?金目当てでなかったという保証はまったくないのだ。もっともほんとうに金目当てだとしたら、殺さないのではないか?という気もしてくるのだが・・・なんだか考えれば考えるほど、よくわからなくなっていく話ではある。
作品の詳細
作品名:バーニー/みんなが愛した殺人者 |
原作名:Bernie |
監督:リチャード・リンクレイター |
脚本:スキップ・ホランズワース |
公開:アメリカ 2012年4月27日、日本 2013年7月13日 |
上映時間:99分 |
制作国:アメリカ |
製作費:600万ドル |
興行収入:1000万ドル |
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