ドラマ

ドム・ヘミングウェイ

この男、イカれてる?

ストーリー:酒好きで怖いもの知らずのドム・ヘミングウェイ(ジュード・ロウ)は、金庫破りとして英雄的な存在だった。そんな彼が、ボスに代わっての12年の刑務所暮らしを終えて出所してきた。彼は仲間のディッキー(リチャード・E・グラント)を引連れ、収監中の報酬を受け取ろうとボスを訪ねる。しかし、ハメをはずし過ぎて一文無しに・・・。疎遠になっていた娘エヴリン(エミリア・クラーク)のもとへ転がりこみ、関係修復を試みるが・・・。

出演:ジュード・ロウ、リチャード・E・グラント、デミアン・ビチル、エミリア・クラーク、ケリー・コンドン、ジャメイン・ハンタ、ネイサン・スチュワート=ジャレット


視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 移民社会

ジュードロウが熱演。しかしギャング映画でもクライムムービーでもないし、唯のクズがちょっとましになるだけの映画なので、映画としてのカタルシスに欠けるとは言える。ただ、日本人が実感しにくいのは、ロンドンに増えてしまった移民なんでしょうね。犯罪組織のボスはロシア人(これは12年前もそうだったはずだけど)、娘の彼氏はセネガル人、孫はセネガル人とのハーフ。そして12年の刑務所生活を終えて出てくれば、あのロンドンのパブでさえ禁煙になっている社会(だからこそ主人公は事あるごとに美味しそうに煙草を吸いまくります)。そういった現在社会が、ネイティブのヨーロッパ人には受け入れがたいものになっており、やっと最後になって少しだけ、ハーフの孫を学校に送るという「折り合いをつける」チャンスを得たわけです。こういった現代社会はネイティブのヨーロッパ人にはそんなに簡単に受け入れられるものではないからこそ、チャンスはその程度のものになるし、結果として映画としてのカタルシスにも欠けてしまうわけですが、ヨーロッパの人々にしてみればそれは切実な問題で、この破天荒な主人公を笑いながらも共感する部分があるんでしょう。日本も今後移民が増えたら身に染みてわかるでしょう。一般的な評価よりもいい作品で、俳優さんたちを含めていい味を出しているイギリス映画だと思います。

作品の詳細

作品名:ドム・ヘミングウェイ
原作名:Dom Hemingway
監督:リチャード・シェパード
脚本:リチャード・シェパード
公開:イギリス 2013年11月15日、日本 劇場未公開
上映時間:94分
制作国:イギリス
製作費:700万ドル
興行収入:130万ドル
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