ギャングvs警察の“イヌ”との壮絶な闘い!
エリザー・リプスキーの原作ミステリーを映画化した衝撃のサスペンス・アクション!
ストーリー:前科はあるものの、更正して妻と子供のために真面目に暮らしていたジミー(デヴィッド・カルーソ)。昔、世話になった仲間の頼みを断りきれずに悪の片棒をかついだ結果、警察につかまり3年間監獄生活を送る。服役中、仲間の裏切りで妻を失ったジミーは復讐を決意し、警察の“イヌ”となってギャングをつぶしにかかるが・・・。
出演:デヴィッド・カルーソ、ヘレン・ハント、キャスリン・アーブ、サミュエル・L・ジャクソン、ヴィング・レイムス、スタンリー・トゥッチ、マイケル・ラパポート、ニコラス・ケイジ、フィリップ・ベイカー・ホール、アンソニー・ヒールド
★★★★☆ 着眼点が面白かったです
『狼の死刑宣告』や『狼たちの午後』同じく、本来関わるべきではない暴力の世界に呑み込まれ、信頼していた人に裏切られ命まで狙われてしまう、という話。ただ、面白いのが暴力の世界に翻弄されるのが主人公のジミーだけでなく、本作の親玉にして、暴力をふるう側のリトル・ジュニアも苦悩しているという点。リトル・ジュニアという男は紛れもない極悪人なんですけど、そういった他の映画ではあまり描かれなかった部分にも触れていて、嫌いにはなれないキャラでしたね( ‘-`)
★★★★☆ F・A・B
随分時代背景が古そうだと思ったらこの映画はリメイク版なんですね。ニコラス・ケイジスやサミュエル・L・ジャクソン、スタンリー・トゥッチが出演しているわけですが意外にも主人公にはあまり聞き覚えの無いデイビット・カルーソという俳優が選ばれていました。時代背景や脚本に基づいた主人公選出だったんじゃないでしょうか、かなりハマリ役だと思いました、私は有名所ばかり選ぶよりもその方がいい映画が出来上がると思います。さて、シナリオですが真っ当な生き方を切望してるのに、次から次にアンダーグラウンドな世界に引き込まれる主人公には同情の念が湧きました。本編の中でジュニアから自分にあだ名(?)をつけると人生のゴールが見えてくると言われてF・A・B=呪われた男 とつけた一幕があったがそんな気持ちになってもおかしくはない。ラストにはまさかの逆転劇もあり、物語としては後味もよかったし、スリリングな潜入捜査や困難に立ち向かう主人公の姿にも引き込まれました。
★★★☆☆ ニコラス・ケイジファンにはおいしい
ニコラス・ケイジが、こてこての悪役を演じ、ファンにはなかなかオイシイ映画です。 知名度が低い主人公より、悪役の方に感情移入したいところですが、ストーリー的に膨らみが少なく、どちらにも肩入れできないのが寂しい限りです。
作品の詳細
作品名:死の接吻 |
原作名:Kiss of Death |
監督:バーベット・シュローダー |
脚本:リチャード・プライス |
公開:アメリカ 1995年4月21日、日本 1995年5月20日 |
上映時間:101分 |
制作国:アメリカ |
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