ラブ・ロマンス

スカーレット・レター

戒律が厳しく、自由な恋愛も許されない町を舞台に、自らの愛を貫く男女の姿を描いた、デミ・ムーア主演で贈るラブ・ストーリー

ストーリー: 独立戦争以前の北米東部ニュー・エルサレムへイギリスから渡ってきたヘスター(デミ・ムーア)は、宣教師のアーサー(ゲイリー・オールドマン)と恋に落ちる。彼女はイギリス本国で意にそまぬ結婚をさせられていたが、その夫ロジャー(ロバート・デュヴァル)がアメリカに渡る途中船の沈没で死亡したとの知らせが入り、さらに愛を激しく燃え上がらせていくのだが・・・。しかし、戒律の厳しい清教徒の町で<姦通>は犯罪だった。自らの愛を貫くため、彼女は姦通<ADULTERY>の烙印「A」のの文字を、一生胸に付けて生きることを選ぶ。そんな二人の前に突然死んだはずのロジャーが現れた。ロジャーはヘスターの罪を責め、復讐を誓うのだが・・・。

出演:デミ・ムーア、ゲイリー・オールドマン、ロバート・デュヴァル、リサ・ジョリフ=アンドー、エドワード・ハードウィック、ロバート・プロスキー、ロイ・ドートリス、ジョーン・プロウライト、ダイアン・サリンジャー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ デミ・ムーアとゲイリー・オルドマンの意外な組み合わせ

初めは配役を見て迷ったんですが、とても良い作品でした。人妻でありながら神父でありながら恋に落ち愛し合ってしまう二人。やがて妊娠してしまい周囲の人間に裁判にかけられ牢獄の中で子供を出産。相手の名前を言えば解放されるのに愛から決して名前を言わないデミ。一番、残酷な生き物は人間だということが思い知らされました。そして何があっても愛を信じ貫き通すことの素晴らしさも。いろんな意味で感動し考える作品だと思います。

★★★★☆ 自分の道を自分で切り開いていった女性の物語

原作はアメリカの作家ホーソンの代表作「緋文字」です。ただ原作が三人の男女の心の葛藤を描いた小説であり、罪の告白により救われる女性に対して、罪に気づかず・隠すことによって自滅していくまわりの人々を描く宗教的小説なのですが、映画は周りの人々の反感に決してくじけることなく自分の道を切り開いていった主人公のいきざまを描いた物語になっています。また原作とは異なりネイティブアメリカンの人々たちとの関係が細かく描かれて、なぜ彼らがこれほどまでに排他的であったかの説明になっています。この映画は原作にこだわるよりも、あくまで緋文字を下敷きにした新しい物語としてみたほうがおもしろいと思います。そうすれば主人公の生き方に共感でき、またそのよう生き方が許されない時’!”がアメリカにもあったことを知ることができると思います。

作品の詳細

作品名:スカーレット・レター
原作名:The Scarlet Letter
監督:ローランド・ジョフィ
脚本:ダグラス・デイ・スチュワート
公開:アメリカ 1995年10月13日、日本 1996年2月3日
上映時間:135分
制作国:アメリカ
製作費:4600万ドル
興行収入:1000万ドル
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