巨大監獄となった近未来のニューヨークを舞台に贈る傑作SFアクション
ストーリー:1997年、ニューヨークのマンハッタン島は巨大な監獄に改造され、300万人の囚人が放たれていた。テロリストにハイジャックされた大統領専用機がそこに墜落。大統領は脱出用ポッドで脱出するが、デューク(アイザック・ヘイズ)を首領とするストリートギャングに捕らえられる。大統領を人質にしたギャングたちは、囚人全員の釈放を要求。政府は、武装強盗の罪でニューヨークに収監予定だった特殊部隊出身のスネーク(カート・ラッセル)に大統領救出を命令する。24時間後に爆発する爆弾を頸動脈に注入されたスネークは、嫌々ながらグライダーで世界貿易センタービルに降り立った・・・。
出演:カート・ラッセル、リー・ヴァン・クリーフ、アーネスト・ボーグナイン、ドナルド・プレザンス、アイザック・ヘイズ、ハリー・ディーン・スタントン、エイドリアン・バーボー
★★★★★ 時代を感じさせる映像でも、ハラハラどきどき
24時間を90分で描き切るこの映画は、無駄を省いたリアリティがあります。制作された年代を彷彿とされる単純なセットや撮影ではあっても、それを越えた緊張感があります。こういうのを名画というのではないでしょうか?
★★★★★ 近未来アクションの傑作
巨大な無法地帯に墜落したアメリカ大統領を助け出す近未来アクション。廃墟と化した世紀末のニューヨークを舞台に、刺激的なシーンの連続。近未来バイオレンスの記念碑的作品でしょうか。
★★★★★ Call me Snake!
ジョン・カーペンターの最高傑作は『遊星からの物体X』だが、クールさで一番は何といっても本作。後のいろんなSF映画にも影響を与えたB級アクションの金字塔。ジョン自身の手によるシンセサイザーのテーマ曲も彼の作品中最高。ちなみに本作の美術監督は後に『ターミネーター』を撮ることになるあのジェームズ・キャメロン。なんとなく『ターミネーター』の前半の荒廃した街の雰囲気とこの映画のマンハッタンの雰囲気がかぶる。『ターミネーター』の音楽もおそらく本作を意識したと思われる。
★★★★☆ 好きだ!
ジョン・カーペンターが好きだ。なかでも、この作品『ニューヨーク1997』と『要塞警察』が好きだ。どちらもラストの決めのセリフがたまらなくかっこよくて好きだ。
★★★☆☆ 今観ると・・・
当時はハラハラドキドキでとても面白かったのですが、今観るととてもチープだ、元特殊部隊で大統領を救い出すのに、あんなやくざの殴り込みみたいな装備があるか!それにもっと隠れながらこそこそと行くものだが、あんな堂々と大股で歩いて行くか?これじゃあ簡単に敵に見つかってしまう、当時はこの方が堂々としてカッコ良かったのかもしれないが、軍隊もの(ボーダーラインやネイビーシールズ)を観過ぎて目が肥えている今観ると、とても滑稽だ、そして極めつけがラスト!大統領を助けるのならヘリで行け!でも懐かしいので星3つにしました。懐かしさがなければ、星一つの超B級です。
作品の詳細
作品名:ニューヨーク1997 |
原作名:Escape from New York |
監督:ジョン・カーペンター |
脚本:ジョン・カーペンター |
公開:アメリカ 1981年5月23日、日本 1981年7月10日 |
上映時間:99分 |
制作国:アメリカ |
製作費:600万ドル |
興行収入:2500万ドル |
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