スリラー

シー・オブ・ラブ

刑事が愛した女は殺人容疑者だった

華やかさと危険さが同居する街ニューヨークで起こる連続殺人事件を描いた、アル・パチーノとエレン・バーキンの顔合わせによるアダルト感覚のサスペンス・スリラー

ストーリー:妻と別れて孤独を募らせるニューヨーク市警のフランク(アル・パチーノ)は、全裸男性がうつぶせになり、銃で撃ち殺されるという連続殺人事件の担当をすることに。手がかりは、口紅つきのタバコと「シー・オブ・ラブ」のレコード、そして被害者が雑誌に恋人募集の広告を出していたということだけだった。フランクは、おとり捜査のために自ら広告を出し、捜査を進めるうちに現れた容疑者の一人、ヘレン(エレン・バーキン)に強く惹かれていく・・・。

出演:アル・パチーノ、エレン・バーキン、ジョン・グッドマン、マイケル・ルーカー、ウィリアム・ヒッキー、リチャード・ジェンキンス、ジョン・スペンサー、パトリシア・バリー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★  好きな映画 字幕も同じでした

ビデオは持っていましたが、DVDが欲しくて買いました、自分の一番のチェックポイント翻訳字幕でした。最後の仲直りのシーン 刑事のアルパチーノが故郷に帰ろうとする彼女に 偶然だな!今朝そこで野菜泥棒が・・・ここが大好きで また見られて良かった。

★★★★★ 秀作です

中々、面白いサスペンス映画です。アル・パチーノの映画の中でも面白いほうだと思います。女優のエレン・バーキンがセクシーでしたね。先の読めないストーリー展開で、見ごたえがあります。

★★★★★ 良いです。

どこかお茶目で孤独な中年刑事をパチーノがさらっと名演しています。この人は本当に演技がうまいと思います。目がキャラクターの目として光っているというか、自分の体の表面を他人で覆える人なんだなぁと感じます。この映画でもさらりと心地よいノリで中年刑事を演じていて、観ててついつい「いいなぁ。」 と思ってしまいます。「君に紹介したい男がいる。/それは僕だ。/僕を君に紹介したい。」というシーンには思わず笑顔になってしまいました。お父さんの詠う詩やサントラも印象的です。

★★★★☆ 古典的な安定感

この映画が作られた90年代は、有名な「氷の微笑」や私の好きな「愛と死の間で」など、刑事などが、犯人かもしれない女性を捜査するうち、女性に心奪われ、彼女が犯人なのかどうなのかを巧みに演出しながら、ラストの謎解きに向かうサスペンスが多かったように思う。ある意味ワンパターンで、今のようにミス・リードと思しきキャラを駆使するのではなく、主人公と女性の駆け引きを楽しめばよいので、ドキドキしながらも安心して見れた作品が多かったように思う。前置きが長くなったが、この作品もこれら90年代の作品群の一つに数えられる作品で、ちょうどこの頃、役者人生の底辺りにあったアル・パチーノが、人間臭い刑事を見事に演じていて、古典的な作品好きの私としては大いに楽しめた。現代は、現実社会の犯罪がより複雑で、猟奇的になったので、映画もどうしても刺激が強くなり、伏線や謎解きアイテムがたくさん出てくるようになり、あまりに刺激が強かったり、話についていくのがやっとというサスペンスが主流になっているような気がするので、そのようなサスペンスが苦手な人や、少しそういう作品に飽きてきた人は、鑑賞して見るのもいいと思う。褒めといて何ですが、サスペンスのち密さはあまりないので、サスペンスとして、ラブストーリーとして、ゆったりした気持ちで見てみるのをお勧めします。あと、この映画の脇役の「ジョン・グッドマン」は最高です。

★★★★☆  サスペンスというよりも大人の恋愛映画

ロードショー時はまだ二十歳くらいで、ミステリー部分がイマイチ弱いかな、などと上から目線で見てましたが、実は「都会で暮らす孤独な男女」のお話なんだと、再見して納得しました。とにかくエレン・バーキンがセクシー過ぎる!「どうして欲しいの」なんて後ろから抱きつかれたまま、耳元で囁かれたら男子は堪りませんよ!もちろんパチーノはいつも通りかっこ良い。まだ売れる前のサミュエルLジャクソンが最初の方にチラッと出演してます。メイキングでは監督が「あんなに売れるとは思わなかった」なんて話してたり。ラストシーンを道路でロケしてたら、通行人がパチーノにぶつかり、NGか!?と思いきや、パチーノはしっかり演技を続けたので、そのまま使った、なんてエピソードまで聞けます。

★★★☆☆ あくまで過去の名作映画って感じ

アル・パチーノ演じる刑事が、『オーシャンズ13』でカジノ王の秘書役だったエレン・バーキン演じる美女に魅了されて愛に溺れていく話。今となっては「午後のロードショー」で放送するようなダラダラした内容だが、しっとりとした雰囲気の良い映画。

作品の詳細

作品名:シー・オブ・ラブ
原作名:Sea of Love
監督:ハロルド・ベッカー
脚本:リチャード・プライス
公開:アメリカ 1989年9月15日、日本 1989年12月16日
上映時間:113分
制作国:アメリカ
製作費:1900万ドル
興行収入:1億1000万ドル
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