スリラー

ハリウッドランド

“人気俳優の死”に隠された謎・・・ハリウッドの闇に葬られた衝撃のサスペンス・ミステリー!

ストーリー:世界一有名なスーパーヒーローを演じた俳優ジョージ・リーブスが、謎の死を遂げた。警察は自殺と断定するが、私立探偵のシモ(エイドリアン・ブロディ)はリーブスの母の依頼で調査を始める。しかし真実に近づくほど、シモはハリウッドという華やかな世界のタブーに踏み込んでいくのだった・・・。果たして彼の死の真相にシモはたどり着けるのか・・・。

出演:エイドリアン・ブロディ、ダイアン・レイン、ベン・アフレック、ボブ・ホスキンス、ロイス・スミス、ロビン・タニー、キャスリーン・ロバートソン、ロイス・スミス、ラリー・セダー、カロリン・ダバーナ、モリー・パーカー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ これそ、「真・ブラック・ダリア」だ!

唸った。凄い映画だ。敬愛するデ・パルマ監督の『ブラック・ダリア』には相当失望させられたが、この映画はまさにそれを補って余りある。脚本家と監督は明らかに『ブラック・ダリア』に影響されている。物語はスーパーマンをかつて演じた俳優が中心で、『ブラック・ダリア』とは異なってはいるが、精神は生きている。映像という「虚」の世界に閉じ込められた人間の声を「実」の世界に生きている人間が掴み取り、それを伝える事で、単なる告発に収まらず、人間というものの崇高さと愚かさを描き出すという物語の本来の使命を果たすという精神は明らかに『ブラック・ダリア』のそれである。そして「闇」を暴く探偵がその過程で「自らの闇」とも対決する構成も見事。「スーパーマン」というものが化け物のように巨大な存在に、しかも演じた人間の死後、なってゆくさまにアメリカン・ドリームの闇のみならず、「父」そして「男」というものの存在のもろさが見えてくるという視点も大胆。必見の傑作だ。

★★★★☆ じっくりと味わえる映画だった

実際にあった出来事が基になった映画なのですが、人物造形がリアルで、見応えあるドラマだった。子供たちにとっては憧れのスターなのに、自分のあるべき姿は別だと思って不満を抱えているような。自分の仕事はこんなもんじゃないと野心を抱え、家族や大切なものを見失って生きているような。自分が成功する姿を夢見て、今の幸せに気付かない2人の男たちの人生を、じっくりと味わいました。ハリウッドの闇を描く面白さ、微妙な人間関係の面白さと、丁寧な描写を最後まで堪能しました。シモを演じたエイドリアン・ブロディが素晴らしい!味わい深い役者の魅力でいっそう楽しめる映画だった。

作品の詳細

作品名:ハリウッドランド
原作名:Hollywoodland
監督:アレン・コールター
脚本:ポール・バーンバウム
公開:アメリカ 2006年9月8日、日本 2007年6月16日
上映時間:126分
制作国:アメリカ
製作費:1400万ドル
興行収入:1600万ドル
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