スリラー

インサイド・マン

アカデミー賞を席巻する3人の俳優が仕掛ける、最強のクライムサスペンス!

かつてこれほど幾重にも巧妙に張り巡らされた犯罪プランがあっただろうか?まるでジグソーパズルのように緻密に組み立てられた銀行強盗計画。切り札は、「完璧な絵」を完成させるために使われる最後の1ピース。やがて『公証人』を凌駕するほどスリリングな駆け引きが、『ダイハード』より極限の密室を舞台に繰り広げらる。立てこもる側と包囲する側の、神経をすり減らすような攻防戦。主導権を握るのはどちらか?しかし”The Inside Man”=中にいる者の真の目的が明らかになったとき、サスペンスが新たな領域に足を踏み入れる。それが未体験のハイテンション・ドラマ『インサイド・マン』である。あなたはこのクライムサスペンスを解くことができるか!?作品のテンションを最大限に高めているのはストーリーだけではない。現代の映画界をけん引する最高の演技派男優・女優が初共演。『グローリー』と『トレーニング・デイ』、そして『告発の行方』、『羊たちの沈黙』で、それぞれ2度ずつオスカー賞を受賞しているデンゼル・ワシントンとジョディ・フォスター。さらに『クローサー』でアカデミー賞にノミネートされたクライブ・オーウェンも含めた3人名優が圧倒的な演技を見せている。”火花を散らす”という常套句をあえて使いたくなるほどリアルな緊迫感。それは「正義と悪」といった単純な図式ではないキャラクター造形にもつながり、サスペンスを煽るだけでは終わらない人間ドラマを見事に構築している。

監督は人種問題をはじめとする社会派ドラマで一時代を築き、最近では『25時』が記憶に新しいスパイク・リー。本作品が単なるクライム・サスペンスというジャンルに収まらないのも、彼独特のフィルターを通して描かれているからに他ならない。撮影監督は『フォーン・ブース』、『ゴシカ』の超サスペンス映像派マシュー・リバティック。製作はアカデミー賞に輝く『ビューティフル・マインド』から、『8マイル』や最新作『ダ・ヴィンチ・コード』まで、数々の名作・話題作を手がけているブライアン・グレイザーが担当している。

ストーリー:マンハッタン・ラスト・バンクで銀行強盗事件が発生。人質を取って立てこもった犯人グループのリーダーはダルトン(クライヴ・オーウェン)。現場に急行したフレイザー捜査官(デンゼル・ワシントン)にとってそれは「型通り」の事件のはずだった。しかし彼の頭には疑問が浮かぶ。事件発生から既に7時間が経過。焦っているはずの犯人たちが逆に時間稼ぎをしているとしか思えない。何かがおかしい・・・。そんなギリギリの神経戦に拍車をかけるのが、現場に乗り込んできた女性交渉人ホワイト(ジョディ・フォスター)。彼女は銀行の大株主ケイス(クリストファー・プラマー)によって、犯人とのネゴシエーター役に指名されていたのだった。「もしダルトンたちの目的”立てこもること自体”だとしたら・・・」、「ホワイトが逃走との引き換えで犯人に提示した条件とは・・・」。膠着状態が続いたその時、突然一人の人質が射殺されてしまう・・・!

出演:デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスター、 クリストファー・プラマー、ウィレム・デフォー、キウェテル・イジョフォー、キム・ディレクター、ジェームズ・ランソン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 分かれば面白い

ただの銀行強盗ではないこの事件、事件解決後、犯人たちの目的が理解できて初めて面白さに気づくような作品だと思う。正直、途中までは誰かが黒幕なのかなーって思いながら、ただの銀行強盗映画かなって思いながら見てたけど、終盤で色んなことがひっくり返りました。この手のどんでん返し系映画は、結構解釈が難しいので、理解できるまで楽しめないし、途中まではなにがなんだかわからないだろうから、そういう意味で賛否両論あるのだろうと思う。理解できたら多分スッキリするそんな映画かな。

★★★★★ こりゃーおもしろい!

アイデア勝ちのサスペンスクライム映画。これも一つの映画の形。「これどーすんの!?どーやって逃げるの?」を餌に、最後に、春の突風に全部持っていかれる様なさわやかな読了感を与えてくれる。凄く緻密に計算された、いい映画です。

★★★★☆ プロフェッショナルによるエンターテイメント作品

スパイク・リー監督が娯楽作品を撮るとどうなるか?に興味があったが、刑事2人が黒人なのは珍しいと思ったぐらいで普通にエンターテイメントに徹しているのが面白かった。らしいといえば色彩を抑えた映像と音楽か。『インサイド・マン』というタイトルから想定していた内容とは異なる方角にミスリードされてしまったが、脚本がよく練られており中だるみもなく一気にラストまで楽しめる内容だ。したたかな刑事役をデンゼル・ワシントンが演じており、これだけの凄腕がくすぶっているのはリアリティに乏しいと感じさせるほど冴えまくった推理を披露する。脇を固める助演陣も手堅くまとめており、それぞれの持ち味を発揮しており重厚な演技を見せつけている。映画好きにはたまらない作品に仕上がっており、未見ならそれぞれの隙がないプロの仕事を楽しんで観て欲しい。

作品の詳細

作品名:インサイド・マン
原作名:Inside Man
監督:スパイク・リー
脚本:ラッセル・ゲワーツ、アダム・エルバッカー
公開:アメリカ:2006年3月24日、日本:2006年6月10日
上映時間:128分
制作国:アメリカ
製作費:4500万ドル
興行収入:1億8400万ドル
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