アクション

リコシェ 炎の銃弾

「ハイランダー」シリーズのラッセル・マルケイ監督が、デンゼル・ワシントン主演で手掛けたアクション巨編

ストーリー:新米警官ニック(デンゼル・ワシントン)の放った一発の銃弾は、凶悪な殺人犯ブレイク(ジョン・リスゴー)を刑務所へ送った。ニックは一夜にして英雄となり、異例の昇進を果たす一方、ブレイクはニックへの復讐に執念を燃やし続け、遂に7年目に脱獄。そして、この日からブレイクの恐るべき復讐劇が始まるのだった・・・。

キャスト:デンゼル・ワシントン、ジョン・リスゴー、アイス・T、ケヴィン・ポラック、リンゼイ・ワグナー、メアリー・エレン・トレイナー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 30代、若いデンゼルの良さが前面に出ている映画

ストーリーの展開が早く、飽きさせないサスペンス。さすが、SEXIEST MANに選ばれるだけのことはあるデンゼル。友人役で出演しているアイス-Tが好演、もちろんラップも聞かせてくれます。リンゼイ・ワグナーが地方検事というお堅い役柄で出演しています。

★★★★☆ 狂気溢れるジョン、若くエネルギッシュなデンゼル。見ものです!

『ケープ・フィアー』の復讐鬼デ・ニーロも狂気そのものだったが ここでのジョン・リスゴー扮する悪役も尋常じゃなくCRAZYだ。 このテの”逆恨み復讐劇”は数あるが それ故に悪役のキャラクターが最大のポイントとなる。 勿論、復讐の手口も見所の1つだ。 ジョンは「ミッドナイト・クロス」でも不気味な殺人鬼をCOOLに演じていたが 本作の徹底した復讐鬼の怪演ぶりは見事だ。 ワルっぷりがハンパではない。 ジョン演じる”ブレイク”は凶暴なだけでなく頭もキレる。 デンゼル演じる血気盛んな新米警官”ニック”に逮捕された事からブレイクは復讐の鬼と化すのだが その冷酷かつ巧妙に仕掛けられた罠に 次々にハマって追い詰められるニックが可哀そうでしょうがない。 監督の思うツボだ(笑)。 ニックによってプライドをボロボロにされ屈辱に顔を歪めるブレイクに対して ニックはブレイク逮捕をキッカケに検事補まで出世する。 そんな事をブレイクが許せるはずはなく、脱獄して自分に見せかけた身代わりを殺し 自由の身となる。 そこから執拗なブレイクの復讐が始まる・・。とにかくジョンの狂気じみた演技が圧巻で、主役のデンゼルを喰ってしまっている。 今となっては大物俳優と それこそ大出世したデンゼルだが ここではまだ若々しく勢いのある演技を披露している。 緊張感溢れるSTORYの展開もテンポよく、退屈させない。 反撃に出るニックに手を貸す友人役でラッパーのアイス・Tが顔を出している。 地方検事役のリンゼイ・ワグナー!久しぶりに見ましたね。 製作はヒット・メーカーのジョエル・シルヴァー、監督は「ハイランダー」のラッセル・マルケイ。 疾走感あるCRAZYなこの作品、私にはたまらない一枚です。

★★★★☆チョット笑えてチョット不気味

一番の観どころ。オープニングで、まだ若い37歳のデンゼル・ワシントンが引き締まった体を見てくれといわんばかりに登場。その後は口髭なんかつけて年齢を上げて見せてはいるが、明らかに若いデンゼルが居た。その彼を、不気味さを出させたら一流のジョン・リスゴーが、復讐の鬼となって追いつめる。追いつめるジョン・リスゴー、追いつめられていくデンゼル・ワシントン、その掛け合いがなんと言ってもこの作品の観どころ。この2人の競演、今後もなかなか無いのではないか。その意味では貴重な作品。

★★★☆☆ ハイランダーとアルフォンス・ミュシャ

昔々、『ハイランダー』でちょっと注目を集めたラッセル・マルケイ監督の満を持したアクション・サスペンスです。といっても本作も昔の作品です。今では大御所のデンゼル・ワシントンが出演していたぐらいしかセールス・ポイントはないかもしれません。当時はデンゼル・ワシントンがアカデミー賞を取るような俳優になるとは思っていませんでした。単なるハンサムな黒人俳優だ、ぐらいしか思っていませんでした。本作でのデンゼルはいわゆる黒人アクション俳優的な扱いです。印象的なのは敵役のジョン・リスゴーの偏執狂的な犯罪者の方です。最近見なくなりましたが、ジョン・リスゴーの癖のある役は見ものではあります。ラッセル・マルケイの演出は、リドリー・スコット同様イギリス出身のCMディレクター上がりということで、絵作りに個性は感じられますが、まだまだという感じです。もっとも、ラスト近くのカットの構図が、アルフォンス・ミュシャのサラ・ベルナールのポスターに似ていたのを思い出します。今でも印象に残っています。その才能に期待していたのですが・・・。『バイオハザード3』を撮っていますが、いわゆるB級SF監督止まりですね・・・
残念です。

作品の詳細

作品名:リコシェ
原作名:Ricochet
監督:ラッセル・マルケイ
脚本:スティーヴン・E・デ・スーザ
公開:アメリカ 1991年10月4日、日本 1992年1月5日
上映時間:103分
制作国:アメリカ
興行収入:2100万ドル
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