予測不可能な展開に、誰もが騙される! 息をのむリアル・サスペンス!
ストーリー：ボブ・マコーネル(クリスチャン・スレーター)は職場で孤立し、年下の上司にいじめられる冴えないサラリーマン。会社をビルごと爆破したり、恨みのある同僚を撃ち殺すことを日々夢想していた。ついに我慢の限界に達した彼が銃に弾を込めていると、別の同僚が突然銃を乱射。そのうえ、床に横たわっているヴァネッサ(エリシャ・カスバート)の息の根を止めようとしている。密かに彼女を想っていたボブは、彼女を助けるためにその同僚を射殺・・・。事件のあと彼は、会社を救ったヒーローとして扱われ重役に抜擢される。しかし命を取り留めたものの全身麻痺に陥ったヴァネッサに、なぜ助けたのかと責められ・・・。
出演：クリスチャン・スレーター、エリシャ・カスバート、ウィリアム・H・メイシー、ジョン・ギャラガー、マイケル・デルイーズ、アンズ・ローソン、サッシャ・ノップ、デヴィッド・ウェルズ、ランドルフ・マントゥース、フランキー・ソーン
★★★★☆ 器じゃない
なんにせよ、因果応報。オフィスで銃を乱射するところまで追い詰められていながら、自分を正しいと思い込みたい人間の器には「一躍の成功」は収まり切らなくて当然だろう。しかも、自分の誠意と善意がもたらした幸福すら、一方的に疑ってかかるなら、どうやっても救いようがない。この作品の主人公の苦悩は、常人の理解を度外視してはいないし、同情的にみることも、恐ろしがることもできる。ラストも映画としてはとても「まっとう」だと感じるが、ひとつどうしても許せない部分がある。精神科医、仕事しろ。
作品の詳細
| 作品名：その男は、静かな隣人 |
| 原作名：He Was a Quiet Man |
| 監督：フランク・A・カペロ |
| 脚本：フランク・A・カペロ |
| 公開：アメリカ 2007年11月23日、日本 劇場未公開 |
| 上映時間：95分 |
| 制作国：アメリカ |
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