アカデミー賞5冠、ベトナム戦争で傷つくアメリカの青春を描く3時間を超す感動大作!
ストーリー:1960年代末、アメリカ、ペンシルバニア州。製鉄所で働くロシア系アメリカ人のマイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、スティーヴン(ジョン・サヴェージ)、スタン(ジョン・カザール)、アクセル(チャック・アスペグレン)、ジョン(ジョージ・ズンザ)は鹿狩り仲間でもあり結束も固い。そんな彼らにベトナム戦争の影が迫っていた。徴兵されたマイケル、ニック、スティーヴンの壮行会が、スティーヴンの結婚式もかねて行われ、ニックは恋人のリンダ(メリル・ストリープ)に結婚の申し込みをする。やがて戦地ベトナムで再開を果たす3人は、捕虜となり敵から過酷なゲームを強いられる・・・。
出演:ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、ジョン・サヴェージ、ジョン・カザール、ジョージ・ズンザ、チャック・アスペグレン、メリル・ストリープ、シャーリー・ストーラー、ピエール・セグイ、ルターニャ・アルダ
★★★★★ いま観ても凄い映画。
この映画でクリストファー・ウォーケンを初めて知った。公開当時に映画館で観て以来だったが、多くの名シーンが記憶はいま観ても新鮮。戦争の恐ろしさは人間の精神を狂わせてしまうこと。風化させてはいけない名画のひとつ。
★★★★☆ 戦争の本質を考えさせる良い作品
いくらアカデミー賞でも戦争もの、悲惨だからみたくない、という理由で避けてきた類の映画でした。自由の国アメリカ。若い国アメリカ、他民族の国アメリカ。主人公たちはそのアメリカの中でロシア系アメリカ人の決して裕福層ではない村(町?)の青年たち。ある意味、「おとこらしさ」の証明として、また「正しいアメリカ人」の証明として、ヴェトナム戦争へ自らすすんで飛び込んでいくが、考えもつかなかった残酷非道な現実が待っていた。しかも戦場だけで終わらない。。。しかしながら、この映画は美しさがあります。美しい音楽、鹿狩りに出かける山や自然、どこにでもいる、私たちと変わらない普通の人々のそぼくな心や日常・・・もちろん、戦争の悲惨さと対比させるためなのかもしれませんが。。。単に、戦場の殺戮だけでなく、それによっておこる様々な結果、さらなる暴力、エピソードを通して、戦争の悲惨さを訴える良質の映画だと思います。戦争は政治的な判断から起きるが、実際の現場は政治決定の場からは程遠い、普通の(心優しい)人々が、巻き込まれていく様子が愚かで哀しい。最後のアメリカ国歌は、それでも、国を信じたいという普通の人々の心が「政治に翻弄される愚かさ」として一層際立たせる効果があったように思いました。愚かでも、人間は可愛いものでもあると思いました。若き日のメリル・ストリープが小鳥のように可愛く、美しい。ロバート・デ・ニーロも最高に素敵でした。
作品の詳細
作品名:ディア・ハンター |
原作名:The Deer Hunter |
監督:マイケル・チミノ |
脚本:デリック・ウォッシュバーン |
公開:アメリカ 1978年12月8日、日本 1979年3月17日 |
上映時間:183分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1500万ドル |
興行収入:4900万ドル |
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