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14歳の少年ふたりが危険な男との出会いを通し成長していく姿を描いた青春ドラマ

ストーリー：アメリカ南部、ミシシッピ川中洲にある小さな島が舞台。14歳の少年エリス(タイ・シェリダン)とネックボーン(ジェイコブ・ロフランド)は、その島に潜伏する奇妙な男マッド(マシュー・マコノヒー)に出会う。マッドは2人に嘘か本当か、テキサスで殺人を犯し賞金稼ぎに追われているが、町で自分を待つ恋人ジェニパー(リース・ウィザースプーン)に会うため助けを借りたいと話す。興味を持った少年たちは、マッドに協力することを決めるが・・・。

出演：マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、タイ・シェリダン、ジェイコブ・ロフランド、サム・シェパード、レイ・マッキノン、サラ・ポールソン、マイケル・シャノン、ジョー・ドン・ベイカー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　すごくいい映画でした。

現代版スタンドバイミーと書かれていて、それは言いすぎだろうと思いながらも期待して見て正解。少年たちの成長と青春の物語です。キラキラして、ハラハラして。目が離せない。物悲しいような懐かしいような・・・見終わった後にじんと胸に残るものがありました。最後まですっきり！！！「いい映画」ってこういう映画だよ。子供たちの演技がすごいリアル。マシューマコノヒーってかっこいいんだなあ。

★★★★★　純粋さと人生の痛み

現代版『スタンド・バイ・ミー』のコピーは、合っています。ストーリーのみならず、映像にも同じ気配を感じるのです。生活苦や悪ガキぶりの中にしっかり光る少年たちの純粋な魂が眩しく、切ない。主人公は大人や愛を信じたいと思っている少年なのですが、登場するどんなオトナも歳上のガールフレンドも、その期待を裏切るような人々です。大人とは、「挫折したり複雑になったり混乱している子ども」なのかもしれないな。そうおもったり。買うほど良い作品かは分かりませんが、良い映画なのは間違いありません。

★★★★☆　少しだけノスタルジック

14歳のエリスの初恋や、マッドの彼女を想う気持ちに応えるため必死にマッドの彼女に会いに行く過程、そのため危ない目にも会う。14歳ならではのピュアなエリスが良い味を出している。大人にしか分からない恋愛感情を少しづつ学び、大人への階段を登っていく様がいい。少しノスタルジックな作りもどこか懐かしい感じがして観ていて楽しめる。

★★★☆☆　詩情溢れる映画だが

脇役の少年が、リヴァー・フェニックスの風貌に似ていることもあって、確かにスタンドバイミーを髣髴とさせられた。ただ、スタンドバイミーは、家出と冒険という設定のもとで、思春期の傷つきやすさとヒロイズムを割とシンプルに提示できた映画だったと思う。ある意味誰でも一度は体験した、あるいは、夢想したノスタルジックな心象風景を描いただけに、そこにはほろ苦い共感があった。本作も、大人への反発と憧憬を行ったり来たりしながら、少年が成長していく様は、似たような感慨を呼び起こす。ただ、少年と魅力的な大人（マッド）との交流、親の離婚、年上の恋人との短い交際までが、舞台設定としては限界だったように思う。マッドの恋愛、養父との確執、仇敵との闘争までも絡めたことで、話が拡散してしまい、一つ一つのプロットが消化不良になってしまった。中でもマッドがついた嘘とマッドの交際相手の振る舞いとの関係性は、両者の立場を理解する鍵ともいえるところだったので、さらっと流された感じがしたのは物足りなかった。映像、音楽、マシュー・マコノヒーの陰のある演技は高く評価できるが、残念ながら、物語としては、起伏が少なくなってしまった。

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