スリラー

セブン・シスターズ

一人っ子政策を強行する国家 VS 7人の姉妹

ストーリー:世界的な人口過多と飢饉による食糧不足から、厳格な一人っ子政策が敷かれた近未来。そこでは二人目以降の子供は児童分配局によって親から引き離され、枯渇した地球の資源が回復する日まで冷凍保存される。セットマン家の七つ子姉妹は、唯一の身寄りである祖父によって各曜日の名前を付けられ、それぞれ週1日ずつ外出して共通の人格を演じることで30歳まで生き延びてきた。しかしある夜、〈月曜〉が帰宅しなかったことで、姉妹の日常は狂い始める。〈月曜〉に何が起きたのか? 誰かが当局に密告したのか? 何者かの裏切りにより当局に命を狙われる身となった姉妹は、力と知恵を合わせて残酷な運命に抗おうとする・・・。

出演:ノオミ・ラパス、グレン・クローズ、ウィレム・デフォー、マーワン・ケンザリ、クリスティアン・ルーベック、ポール・スヴェーレ・ハーゲン、トミワ・エドゥン、キャシー・クレア、カースティ・アバートン、キャメロン・ジャック、サンティアゴ・カブレラ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 十分面白いけど連ドラになったら更に面白そう

面白い!けど尺足らずな作品です。アクション映画として十分満足できるし、一人7役はもう流石としか言いようのないものです。ただ、他の方が書いているように、細かいディティールやそもそも論的なところは目をつぶるしか無く、ツッコミ所が残る(感情移入しにくくなりますし)ので、映画三部作だときつそうですが、連ドラに再構築されたら面白いんだろうなあと。そこそこのサスペンスとバチッとくるアクションが見たい、細かいところは気にしない、というのであれば、非常にお勧めです。

★★★★★ ある日突然それまでの善行が悪行認定されてしまう

一人っ子政策はまんまそうですが、イデオロギーを利用した価値観の強制変更の恐ろしさを描いた作品。昨今ではまさに内燃機関が”悪”にされつつあり、お国のため、大量生産賛美、男らしさ、女らしさ、早婚、言論の自由、今現在存命の人の中にも、価値観の反転に直面した世代はいるでしょうし、中には適応するために”身を切るような思い”をした人もいるのではないでしょうか。私は序盤からそうした視点で見ていたため、設定の雑さは意外と気になりませんでした。

★★★★☆ 思っていたより暗めなストーリー

もう少しいろいろ作戦とかあるのかなぁ・・・と思ったのですが、以外とシンプルに追い込まれて苦しいお話でした。意外と残虐な所もあったり。愛も足りなかったしなぁ。でもストーリーとしては面白い発想ですし、女優さんの7人の演技分けが見所かも?と思いました。

★★★☆☆ 生まれた後処分する世界の話だが避妊すれば良くない?という映画

人口爆発で人類の危機を描いた世界だが、多産の問題があるなら、全人類避妊すればいいんじゃないの?と思わずにはいられない。生まなければいいと思うのだが。なぜ総人類 事前予防ではなく、事後対応なのか。もしくは違法出産は 出産時に死産にするとかね。この世界では 産ませた後に冷凍処理するのだが莫大な設備費用と維持費がかかるし、6歳位まで結構育てた後に処理するのは倫理的にどうなんでしょう。出産時に対処した方がよっぽど倫理的であると思う。ここが全く現実味がなく、まあファンタジーな映画でした。映画の出来は素晴らしかったですが、居場所がバレてるのに避難しないし、でもって突入されるし どうにも危機感がない。いざという時の備えもない。日常の生活から離れられず、無能にも次々と姉妹が消えていくが・・・。30年世間を欺いて隠れ、生き永らえて来たのならそこら辺の知恵があっていいと思うのだが残念ながらその描写はなかった。ちょっと惜しいな、と感じる作品でした。映画自体は面白かったです。おすすめします。

作品の詳細

作品名:セブン・シスターズ
原作名:What Happened to Monday
監督:トミー・ウィルコラ
脚本:マックス・ボトキン
公開:アメリカ 2017年8月18日、日本 2017年10月21日
上映時間:123分
制作国:アメリカ
製作費:2000万ドル
興行収入:2800万ドル
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