悲劇の中に光を見出すヒューマン・ドラマの傑作
ストーリー:責任感の強いべッシー(ダイアン・キートン)とその反抗的な妹リー(メリル・ストリープ)は、もう20年もの間絶縁状態。そんなある日、べッシーは風変わりな主治医、ウォーリー医師から病気の宣告を受ける。突然その知らせを受けたリーは、問題児のハンク(レオナルド・ディカプリオ)ら二人の息子を連れて20年ぶりに実家へと戻るのだった。久しぶりの再会を果たしたものの、彼らは幸せな仲良し家族とはほど遠かった。だが時が経つにつれ、焦らずお互いと向き合い笑い合うことが特効薬となり、バラバラだった家族がやがて愛を取り戻し、新たな絆を築き始めるのだった・・・。
出演:メリル・ストリープ、ダイアン・キートン、レオナルド・ディカプリオ、ハル・スカーディノ、グウェン・ヴァードン、ヒューム・クローニン、ロバート・デ・ニーロ、ダン・ヘダヤ、マーゴ・マーティンデイル
★★★★★ いい話だった。
ディカプリオの若き時代の映画。不良で少年院に入っていたけど実は優しい少年。かっこよかった。病気の叔母さんを乗せて海の浅瀬をドライブするシーンの笑顔!!!!キュン死しました。物語も、ハンクの心をうまく開ける叔母さんは見ていて温かったし、初めは最悪だと思ったお母さんも、だんだんといい人になっていく。何気ない日常を見ているようで素敵でした。何か大きなクライマックスがあるわけではなく、起承転結の「結」がなくていきなりエンドロールが流れた時はびっくりしましたが、全体を思い返し考えてみると、そういった終わり方にも意味がるのかと考えさせられました。
★★★★☆ 家族の絆
中年の女性ベッシーは、寝たきりの父マーヴィンと、腰の弱いおばルースの面倒を看ている。ある日ベッシーは、医者から白血病だと宣告された。骨髄移植のドナーになってもらおうと、ベッシーは20年間音信不通であった妹のリーに連絡する・・・。ダイアン・キートンとメリル・ストリープはさすがオスカー女優だけあって、お互い長年会っていなかった姉妹のぎくしゃくとした雰囲気から、やがて少しずつ打ち解けて絆を回復していく様子を見事に演じています。あと、リーの長男ハンクを演じるレオナルド・ディカプリオも、反抗的だったのがだんだんと叔母に打ち解けていく様子を自然に演じています。
★★★☆☆ 心に触れるストーリー
最初に見たときは中途半端な終わり方だと思ったけれど、この映画は病気の行く末を追うお涙頂戴ものではなく、姉妹、母子が心を通わせるまでの過程を描いた映画だと思うとあの終わり方で良かったと思う。それぞれのシーン、音楽が心に残り、見れば見るほど好きになった映画。出演者も演技派揃いで良かった。
作品の詳細
作品名:マイ・ルーム |
原作名:Marvin’s Room |
監督:ジェリー・ザックス |
脚本:スコット・マクファーソン |
公開:アメリカ 1996年12月20日、日本 1997年2月8日 |
上映時間:98分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2300万ドル |
興行収入:1200万ドル |
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