ロシアを舞台にした歴史ドラマの中にトルストイやドストエフスキーを注入し、人生哲学を探るウディ・アレン自作自演コメディ
ストーリー：19世紀のロシア。下級貴族の三男に生まれたボリス(ウディ・アレン)は、気の弱い平和主義者だったが、ナポレオンがロシアに侵攻したため前線へ派遣された。偶然の連続で戦場の英雄となり伯爵夫人とのアバンチュールを楽しんだボリスが故郷へ戻ると、初恋の人ソーニャ(ダイアン・キートン)は不倫を繰り返す危険な未亡人となっていた。ボリスは愛を告白しめでたく結ばれた2人だったが、その頃ロシアは再びナポレオンとの戦いの火蓋を切った。ボリスは逃亡しようとするが、ソーニャは祖国のためにナポレオンを暗殺しようと企てる・・・。
出演：ウディ・アレン、ダイアン・キートン、ジェームズ・トールカン、ハロルド・グールド、オルガ・ジョルジュ＝ピコ、ジェシカ・ハーパー、ロイド・バティスタ
★★★★★ ウディ・アレンのエッジの効いた爆笑コメディ！
ウディ・アレンの初期の映画ですね。確か劇場未公開だったはずなのに、DVD化されるとは驚きました！以前、深夜にTV放映されていたのを見ましたが、ウディ・アレンのギャグがこれでもかといほど詰まった最高のドタバタ・コメディでした。なんといっても圧巻は、何度も徴兵されるのに嫌気が差した主人公とその妻が、ナポレオンを暗殺しようとたくらむところ！おもしろいやら、ばかばかしいやらで、抱腹絶倒です！『マンハッタン』や『アニー・ホール』、『インテリア』などたくさんのウディ・アレン作品に出演しているダイアン・キートンですが、『愛と死』でもいい味を出しています。シュールな笑いが好きな人はぜひ観てみてください。ウディ・アレンの天才コメディアンぶりは一見の価値ありです！
作品の詳細
| 作品名：ウディ・アレンの愛と死 |
| 原作名：Love and Death |
| 監督：ウディ・アレン |
| 脚本：ウディ・アレン |
| 公開：1975年6月10日 |
| 上映時間：85分 |
| 制作国：アメリカ |
| 製作費：300万ドル |
| 興行収入：2000万ドル |
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