サスペンス

その土曜日、7時58分

その瞬間、一つめの誤算

『十二人の怒れる男』のシドニー・ルメット監督が実力派キャスト共演で描いた犯罪サスペンス

ストーリー:ニューヨーク。一見、誰もがうらやむ優雅な暮らしをしていた会計士のアンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、離婚し娘の養育費もまともに払えない弟ハンクに禁断の企てを持ちかける。それは、実の両親が営む宝石店への強盗計画だった。その土曜日、7時58分。最悪の誤算を引き金に、次々にあらわになる家族の真実。そして、急速に追い詰められていく2人の運命は?もう、元には戻れない・・・。

キャスト:フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー、ブライアン・F・オバーン、ローズマリー・ハリス、マイケル・シャノン、エイミー・ライアン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ HHHYYY

シドニー・ルメットってまだ撮ってたんだ!それにしてもいい監督だよね。ダメな人を描くのにも無駄がない。コーエン兄弟みたいに回りくどくなく、淡々と無駄なくダメな人を描いていく。アラン・パーカーと並んで好きな監督です。やっぱり『狼たちの午後』が最高だけど、この映画も本当にいい。是非見て下さい。

★★★★★  R-18も致し方なしの作品。

とても丁寧に描かれた作品だった。ニューヨークのとあるショッピングモールの宝石店を狙った強盗計画。すべては完璧なはずだった。しかし計画はある誤算をきっかけにすべては音を立てて崩れていく。まず物語は店へ強盗に入るシーンから始まり、そこから登場人物ごとに時をさかのぼる方式だ。どうやってそれぞれを事件へ駆り立て、いかにして失敗に至ったのか。またそこから浮かび上がる負の部分。すべてが実に丁寧に作りこまれている。観終わった後、これほどのサスペンスには滅多にお目にかかれないと感心した。フィリップ・シーモア・ホフマンが『カポーティ』に続き魅力全開、あの鬼気迫る演技はこの人ならではだったと感じた。イーサン・ホークの冴えない男っぷりも良かったけれど。

★★★★☆ 親子・・・兄弟・・・

軽い気持ちで計画したことが、どんどん悪いほうへと進んでしまい、追い詰められていく心境にこちらもシンクロしてしまった。時間軸を巧みに操った演出のおかげもあるけれど、キャストの演技が見事だったからだろう。フィリップ・シーモアからにじみ出る狂気。甘ったれ全開のイーサン・ホーク。兄嫁マリサ・トメイのなんともいえない色っぽさ。父親役のアルバート・フィニーの熱演にも引き込まれたが、特に事件の真相を知った以降の血走った目はすごかった。ラストで父親が長男に下した制裁は、これ以上苦しむ姿を見たくない、という親心か心底からの憎しみか、それは見る側に委ねられていた。強盗現場で老女が放った銃弾。枕をサイレンサー代わりにした銃声。兄が弟につきつけた銃口。人がバンバン死ぬ映画で麻痺しがちだけれど、弾丸には躊躇や衝動や欲望などの感情も一緒に込められている。この作品は一発の銃弾が持つ重みを改めて感じさせてくれた。途中、父親が長男に今までの関わり合い方を謝罪する。親の望むような人間にはなれなかったという瑕を常に抱いている者には、とても重いシーンだった。「今更そんなこと言うなんて卑怯だ、遅すぎる」という叫びが突き刺さってきた。

★★★☆☆ まずまずかな〜

タイトルに惹かれて観てみました。特段ドンデン返しがあるわけでも無いのですが、一つの誤算から大きく歯車がずれて行き、フォローするためにまた罪を犯す。二進も三進も行かなくなる様はなかなか妙味です。悪巧みはするもんじゃないです。演出が時間軸を無視したかのように入り乱れていて最近見かけるパターンでしたが、今作では映画をより面白く魅せるために功を奏してたと思います。イーサン・ホークの三枚目?ダメ男っぷりが見所かなぁ。

作品の詳細

作品名:その土曜日、7時58分
原作名:Before the Devil Knows You’re Dead
監督:シドニー・ルメット
脚本:ケリー・マスターソン
公開:アメリカ 2007年10月26日、日本 2008年10月11日
上映時間:117分
制作国:アメリカ
製作費:1800万ドル
興行収入:2500万ドル
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