第3次世界大戦後の荒廃した地球をリアルに描いた、ニコラス・メイヤー監督が贈るドラマ
ストーリー:ある年の秋、東西緊張が高まり、ソ連軍武装師団が西独に侵入、と同時に東独で反乱が発生した。米カンサス・シティの外科医ラッセル・オークス(ジェイソン・ロバーズ)は、娘マリリンから恋人とボストンに行くと聞かされる。ウィリアム・マッコイ1等兵(ウィリアム・アレン・ヤング)は、休暇のために帰宅していたが、またホワイトマン空軍基地へもどる。ジム・ダールバーグ(ジョン・カラム)は、子供たちと一緒に地下室に水、食糧を運び込む。カンサス・シティの西38マイルにあるローレンスの大学病院に向う途中で、ラッセルは核シェルターへの避難命令を伝えるラジオ放送を聞く。町はパニック状態と化し、基地から戦略爆撃機が、サイロからICBMが飛びたっていった・・・。
出演:ジェイソン・ロバーズ、ジョン・カラム、スティーヴ・グッテンバーグ、ジョーガン・ジョンソン、ウィリアム・アレン・ヤング、カルヴィン・ファン、ジョン・リスゴー、ビビ・ベッシュ、ジョベス・ウィリアムズ、エイミー・マディガン
★★★★★ 久しぶりに見ましたが、やはりインパクトがあります。
随分前にテレビ放映を見て、友人と感想を言い合ったことを覚えています。当時は、大陸間弾道弾の発射シーンなど、衝撃を感じました。現在とは、世界の状況は随分違いますが、核戦争後の悲惨な世界を描いている映像は、古いとはいえ、今でもやはりインパクトがありました。
★★★★★ 核兵器の無い世界に!
核兵器の恐ろしさと人間の愚かさを痛切に感じる事のできる作品です。1983年の作品ということもあって核爆発のシーンは現在のCGを駆使したパニック映画などに比べると見劣りしてしまうかもしれませんが「もし突然核戦争が起こったら…?」という想像をリアルな恐怖として感じられるよう見事に描いていると思います。核爆発後の世界は地獄そのもの。生き残っても地獄なら爆発の一瞬で死んだほうが幸せなんじゃないかとさえ思えてきます。…冷戦時代が終わりこの作品のような西対東、アメリカ対ソ連という図式は無くなりましたが、現在もイラクや北朝鮮など核開発する国や核保有国は数カ国存在します。今こそ再び『ザ・デイ・アフター』に注目する時のような気がします。
★★★★☆ 30年前に制作されたテレビ映画
だが、いまだ核兵器が存在する今日の世界で、想像力の欠乏し人々(われわれ)には必見の映画。核兵器保有国などが保持する弾頭・爆弾の総量をもってすれば人類の絶滅がたやすいという、恐ろしい現実を忘れるわけにはいかない。核抑止力なる妄想をこの頭からぜひ振り払いたいものだ。核の均衡が危うい平和を保つという幻想に早くおさらばしたいと思う。先は長いが、のんびりしているわけにもいかない。
★★★☆☆ 核戦争が起きた、その時・・・
核戦争の恐怖を描いた映画は数多くありますが、一般市民の立場に立って描かれた映画は少ないと思います。社会の動きに翻弄されるままに、落ちてくるミサイルをただ眺め、死の灰をかぶらざるを得なかった無力な人たちの怒りが伝わってきます。古い映画なので派手な演出はあまりありませんが、実際に核戦争が起これば地上にいる人間が体験するであろう世界をリアルに見せつけられました。
作品の詳細
作品名:ザ・デイ・アフター |
原作名:The Day After |
監督:ニコラス・メイヤー |
脚本:エドワード・ヒューム |
公開:アメリカ 1983年11月20日 |
上映時間:126分 |
制作国:アメリカ |
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