スリラー

ストーン

絡み合う、男と女のエロス、そして理性は崩壊する

三角関係を主軸に、それぞれの欲望が生み出す緊迫の駆け引きと心理戦を描くクライム・サスペンス!

ストーリー:ジャック・メイブリー(ロバート・デ・ニーロ)は刑務所の仮釈放管理官。定年前に最後に担当することになった受刑者、ジェラルド・クリーソン、通称ストーン(エドワード・ノートン)は、自分の妻ルセッタ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)にジャックを誘惑させ、書類に手心を加えさせ、仮釈放を実現させようと画策する。ルセッタは昼は幼稚園で子供たちを教え、夜は男たちに体を売る日々。愛するストーンのためなら何でもする彼女は、巧みな誘いでジャックを誘惑し、遂に二人は一線を越える。もはやルセッタの虜になったジャックは彼女の意のままで、まさにストーンの狙い通りになったのだ。そんな中、男たちの狭間でルセッタは暴走を始め、ついに本性をあらわにする・・・。

出演:ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、フランセス・コンロイ、ピーター・ルイス、サンドラ・ラブ・オルドリッジ、サラ・カムー、デヴィッド・ヘンドリックス、エンヴェア・ジョカイ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ミラ最高

ロバート・デ・ニーロとエドワード・ノートンの競演だけでもワクワクしてしまうが、特筆すべきはミラ・ジョヴォヴィッチ。本人が持つ、いつまでもあどけないピュアな印象そのままに、エロくてかわいくて危険な女を、むしろ男優2名より成り切って演じている。大胆な濡れ場もあり、見ごたえ十分。アクション女優から演技派への第一歩作品か。

★★★★★ 裁く者、変わる者

個人的な見方ですが、ロバート・デニーロ演じる仮釈放管理官は、仕事熱心で根は真面目だが、実は欲に弱く利己的打算的、その職にあっているのか、罪の意識は法にのみ委ねた見方をしがち。一言で言えば愚かな偽善者です。エドワード・ノートン演じる囚人は、学はないが、知性や洞察に富み、かつ良識と純真さ高い精神性を兼ねあわせています。享楽的ではあるが己をまっすぐに、とことん見つめることもできる実は賢い人間です。ミラ・ジョヴォヴィッチが演じる囚人の妻は、ただ匂い立つような色香で誘惑するのではなく、明るく朗らか慈愛に満ちた母性を兼ねた女。ただし欲望に忠実である意味動物的、人をたらしこむ術に長けそれに執着する魔性の女です。果たして本当に裁かれるべきは誰か、裁く権利などあるのか、唸ってしまう内容です。審査会前のデニーロとノートンの会話、救われるべきはどちらなのか。ぶちまける管理官は最低です。絶望した人々は答えを求めて「神」にたどり着きますが、それぞれの信仰への意思はまるで違う。本作は3人が会話をするシーンが大部分を占めています。はかりごと、頭脳戦、めまぐるしいドラマは殆どなく最後まで淡々と進みます。序盤の会話から中盤の出来事の後の会話、一見すれ違い続ける会話は同じに見えますがあまり言葉にはしない互いの本音、機微がカメラワークと絶妙な演技から滲み出ます。すべての出来事は人間が気付き進化するための「試練」であるかのもしれません。個人的にはとてもおもしろい作品です。

★★★★☆ ひとつの人間模様の移り変わり。

人のこころ、その心理模様、それが微妙な平衡バランスの中で確かに移り変わってゆくところを描写しようとした作品です。”神”という神秘的な域の存在、それに目覚めるかというところ、ある種の人の行為のあり方の倫理的なところを追求しようとしています。そのシチュエーションが刑務所内で、定年を間近に控えた仮釈放管理官と受刑者、そしてその間を羽虫のようにはばたく受刑者の妻という設定の中で繰り広がります。不安や心配を煽り立てるというようなジャンルではないですが、つねに重苦しい空気が漂っています。今まで真面目に生きてきたもの、神に誓いを称えていたものと、方やチャラチャラした生き方をしてきたものとが、こころ模様が入れ替わってしまったとしたら、もともと願望していたあるべき姿だったのか、それとも覚醒したのか。いずれにしても、欧米人のこころの惑いを表現しようとしたもののように伺われ、真相までは計り知ることは難しいかと思います。

★★☆☆☆ ノートン健在

内容は、なんだか、意味が解らない部分が多少あったが、キャストが、豪華だったという印象しかない映画でした。案外、ミラ・ジョヴォヴィッチが、ファンキーでいきのいい女性役でいいなーと感じましたね。それと、目当ては、ノートンが出てたので見ましたが、相変わらずいかしてましたね。ノートンは、カッコいいです。デニーロは、まあー相変わらずでした。それぐらいの印象しかなかったですこの映画。

作品の詳細

作品名:ストーン
原作名:Stone
監督:ジョン・カラン
脚本:アンガス・マクラクラン
公開:アメリカ 2010年10月8日、日本 2010年10月30日
上映時間:109分
制作国:アメリカ
製作費:2200万ドル
興行収入:900万ドル
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