ドラマ

すべての美しい馬

メキシコの壮大な自然を背景に、若者が大人になっていく過程を美しい馬とともに描いた珠玉の青春ドラマ

ストーリー:馬をこよなく愛する若者ジョン・グレイディ(マット・デイモン)は、冒険と自由を求めてテキサスからメキシコへ旅立った。彼が出会ったのは美しいメキシコ人の女性。知ったのは狂おしい恋と厳しい社会。それは彼の力を試し、成長を促し、人生を永遠に変えてしまうような壮大な旅だった・・・。

出演:マット・デイモン、ペネロペ・クルス、サム・シェパード、ブルース・ダーン、ロバート・パトリック、ルーカス・ブラック、ルーベン・ブラデス、ジュリオ・オスカー・メチョソ、フリオ・セディーヨ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 男の誇りと女の誇り

見終わった後 清清しい気分になれる作品です。監督のビリー・ボブ・ソートンの作品は伝えたいメッセージが明確で なお自身の美学を貫く姿勢は私にとっては現在の映画監督の中では最高にランクしています。男の誇りとは格あるべきというかなり幼稚にも思える命題を爽やかに描いています。また女の誇りとの決定的な違いを浮き彫りにして 短い恋愛が終わり 美しい至高の女性の誇りを見せ付けられ 青年が成長してゆく姿は観ている男を熱くさせます。はっきり言って女性向けの恋愛物ではありません 男が観て感動できる映画です。男であればあらゆる年齢の人に観て頂きたい。熱い何かを感じられる事を約束します。

★★★★☆ 風に吹かれて消えていくのさ

旅の途中色々なものを手に入れたが、どうにもならない理由で全部なくしてしまった。でも美しい景色と美しい馬だけはいつもそこにあったんだ寂しいけど・・・でもこれが人生だよね。そんなような話。独特の爽やかな諸行無常感がハマる人にはハマると思う。自分的にはだからなんなんだっていうのと、ああでもなんかわかるわみたいなのが40:60くらいでどちらかというと気に入りましたよ。

★★★★☆ 悲しいが良い物語

マット・デイモンがいい味を出している。全体的にあの時代、米国に実際あったかもしれないような物語。出演の俳優がそれぞれ良い雰囲気を出している。

★★★★☆ マット・デイモンファンは必見!

タイトルと監督がビリー・ボブ・ソーントンということに惹かれて観ました。馬たちはもちろん、マットの美しさに新鮮な驚きを感じました。前半は親友ヘンリー・トーマスとのロードムービー調。途中に出会う少年がクセモノで、秘めた危うさを感じながらも旅の相棒に加えてしまうが・・・。少年と別れてからは運が向いてきたかのように二人は目的地のメキシコで広大な牧場で働くことになる。牧場主に認められるため、16頭もの荒くれ馬を馴らして鞍を付ける場面は超見ものです。マットってこんなに美しかったんだ、と目からウロコが。大牧場主が溺愛する美しい一人娘をペネロペ・クルーズが演じているのですが、この登場シーンがまた美しい。マットじゃなくても一目惚れするって。長い黒髪を風になび!!かせて馬を駆るシーンは絵になってます。「ET」でエリオット少年を演じていたヘンリー・トーマスが思慮深い親友役で静かな男を演じているのもマットとのコンビネーションが良かった。監督の意図なのか、メキシコでのシーンで、何箇所か人物が大写しになるのですが、浅黒い肌に刻まれたしわまでが人間の美しさや、醜さまでもあらわしている様。友情と恋の狭間で自分のなすべきことを見つけていく主人公。そして、やっぱり、馬は美しいのです。

★★★★☆ 青春

綺麗な映画でした。美しかった。大西部の自然、そこに暮らす人々の掟、そして馬、馬、馬。主演のデーモンはあの侭に、脇を固めるルーカス・ブラックやペネロペも味が出ていました。見知らぬ土地メキシコで生きていこうとする若者。その土地に順応していこうとする姿勢。その地での恋。ぺネロペはやはり美しいですね、登場シーンが印象的です。小心で思慮深いデーモンと奔放なぺネロペ。そして不遇の逮捕。この映画に監督が込めたかったものって何だったのでしょう。見知らぬ土地で生きていこうとする、あらゆる若者が経験するほろ苦い青春だったのではないでしょうか。若者を襲う不条理はどの時代も同じで、どうにもならない事。不遇の出来事が小心な青年を大きく成長させ、男としてぺネロペに対峙していく姿はさわやかな感動を呼びました。保守的だった男が形振り構わず恋に向かっていくのも、青春といった具合だと思います。

★★★☆☆ ペネロペ・クルスのシーンが少なくて残念・・

観てるときは、一体何なのかよくわからなかったのですが、観終わった後に良い映画だなと感じました。ペネロペ・クルスがさも主人公のように宣伝されてるのですが、彼女の出るシーンはちょっとしかありません。ペネロペと主人公の恋愛シーンが急展開すぎるので、あまり感情移入できずに終わってしまいます。言いたいことは大したことではないなーと思うのですが、大草原や、馬など自然、昔の西部という感じの風景が多く、それを感じるのもこの映画の良いところなのだと思います。

作品の詳細

作品名:すべての美しい馬
原作名:All the Pretty Horses
監督:ビリー・ボブ・ソーントン
脚本:テッド・タリー
公開:アメリカ 2000年12月25日
上映時間:117分
制作国:アメリカ
製作費:5700万ドル
興行収入:1800万ドル
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