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フランシス・F・コッポラ監督の名前を世に知らしめた傑作『ゴッドファーザー』シリーズ第2弾

ストーリー：コルレオーネ・ファミリーは本拠地をニューヨークからラスベガスに近いタホー湖畔へ移っていた。縄張りを狙っていたハイマン・ロスの手下ロサト兄弟から襲撃され難を逃れたマイケル(アル・パチーノ)は、偉大な時代を生きた父ビト(ロバート・デ・ニーロ)を想う。父ビトは母を殺され、難民としてアメリカに来た後ファミリーを築いていく・・・。マイアミでファミリーのボスたちの会合を持った後、マイケルはキューバへ赴き利権獲得のため工作を図るが、兄フレドの裏切りに気づく。やがて犯罪調査委員会の公聴会に呼ばれたマイケルは裏切り者のペンタンジェリに証言を覆させて追求をかわすが、妻のケイはマイケルから離れていく・・・。

出演：ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョン・カザール、ロバート・デュバル、ダイアン・キートン、タリア・シャイア、ジェームズ・カーン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　不朽の名作

多くのレビューに書かれているように、何回観ても面白い。パートⅠと併せて、この映画には様々な要素が対比して描かれている。生と死、善と悪、愛と憎しみ、忠誠と裏切り、過去と未来、個人と組織…。どちらかだけでは成り立たない人間社会の複雑さ。そうした普遍的テーマを扱っているからこそ、シシリアン・マフィア一族の年代譜という特殊な背景でありながら、国や時代、民族を超えて観る者の胸を打つのではないだろうか。アル・パチーノをはじめ、俳優たちの名演技と共に、哀愁際立つニーノ・ロータの音楽が素晴らしい。

★★★★★　Objectiveに生きる人の強さと孤独。いやはや最高傑作です。

マイケルの生き方はとてもシンプルで強い。結局、コルレオーネ家を継ぎ、一族の安定を図りつつ妻との約束でもあった組織の合法化に向けて舵をきる。冷徹なまでの決断と実行は、どれもが鋭い刃物のようで、そのたびに周りは恐怖と罵りに溢れ、むしろ不協和音が強くなる。セットした目的に向かうべく、その合理的な道のりを模索するマイケルの心模様は苦渋と孤独に満ちていて、生き死にを交えた描写は強い共感を呼びます。

★★★★★　パート１にひけをとらない傑作

ロバート・デ・ニーロもアル・パチーノも素晴らしい！パート１の続編でもあり、パート１の背景を語る前編でもある映画です。前作に引き続き、細部まで作り込まれた丁寧な大作です。若き日のデ・ニーロが控えめな演技をしているのが逆にデ・ニーロの役者としての素晴らしさを引き立てます。デ・ニーロとマフィアというとどうしても『アンタッチャブル』を思い出しエキセントリックな血に飢えた野獣というパターンを予想していましたが、（嬉しいことに）見事に裏切られました。デ・ニーロがマフィアになる前の労働者としての姿も、シチリア移民が多かったその当時を彷彿とさせます。デ・ニーロ演ずる「ゴッドファーザーになる前のコルネオーネ」と、前作に続く二次大戦直後の暗黒街で、その力を大きくふるうアル・パチーノ。一族で一番マフィアに遠いはずの人間がファミリーを統括していく姿。大げさな演技はないが、ファミリーと「自分の血の繋がり」の狭間で揺れるアル・パチーノ。二人の４０年前の姿を見て、つくづく「魅力ある俳優はいつでも魅力がある」と驚嘆した次第です。是非是非、パート１の後に鑑賞して下さい。3時間近くなのでかなり疲れましたが、それだけの価値あり！です。一つだけ残念なのが、フィルムの保管が良くなかったのか、色合いや途中で数駒途切れるところがありました。でも仕方ないですよね。フィルムは少々色あせても、作品は色あせません。

★★★☆☆　2作にわけてほしかった

ロバート・デ・ニーロのしゃがれ声凄い。前日譚と後日譚が交互に展開するが、説明もなにもないので定期的に解説を読みながら観ていた。本当、二つに分ければよかったのに。人望を集めながらファミリーを拡大していく父ビトと、家族を守るため冷徹になり誰も信じられず孤独になっていく息子マイケルを交互に観るのはとてもいいんだけど、さすがに長すぎる。後半は疲れた。マイケルの変化がとても悲しい。ラストはとてもよかった。

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