ロスの上流社会の若者たちのコカインやセックスと、パーティに明け暮れる世界を描く
ストーリー:大学の休みにL.A.に帰ったクレイ(アンドリュー・マッカーシー)は、幼馴染みのジュリアン(ロバート・ダウニー・Jr.)が道を踏み外しているのに驚く。薬と酒に溺れ借金を繰り返し、親にさえ見放されていたのだ。ただ一人、かつてクレイと恋仲で、今はジュリアンといるブレア(ジェイミー・ガーツ)だけが味方だったが、彼女自身も薬物中毒だった。やがてブレアとヨリを戻すも、目の前で次第にぼろぼろになっていくジュリアンを見ていられないクレイは、ジュリアンに金を貸したリップへ肩代わりを申し出るのだが・・・。
出演:アンドリュー・マッカーシー、ジェイミー・ガーツ、ロバート・ダウニー・Jr.、ジェームズ・スペイダー、トニー・ビル、ニコラス・プライア、マイケル・ボーウェン、マイケル・グリーン、ケリー・ウルフ、サラ・バクストン
★★★★★ ゼロ以下の
零以下というのはジュリアンの残高だけを指しているのではないのだろうなと感じました。結局誰も一番に彼を思ってはいないから、誰も彼を救えない。みんなそれぞれに何かに目が向いていて本当にはジュリアンをみていない。しがし、周囲がとりわけ残酷なのではない。それが当たり前のことなのだ。ただ、誰か一人でも本気になれば何かが違っていたのかもしれない。この映画と同じ『冬の散歩道』を主題歌にした古いドラマがある。ジャニーズ主演のドラマで洋楽がテーマとは珍しいと思っていたが『レス・ザン・ゼロ』につながって謎が解けました。ドラマ人間失格はこの映画のオマージュだったのだと。
★★★★☆ ビバリーヒルズの暗い部分
ビバリーヒルズといえば明るい青春もののドラマが似合うと思っていたら、その逆にセックス&ドラッグにおぼれた若者の姿があった・・・という怖さ。どこでもうまくはいかないものですね。
作品の詳細
作品名:レス・ザン・ゼロ |
原作名:Less Than Zero |
監督:マレク・カニエフスカ |
脚本:ハーリー・ペイトン |
公開:アメリカ 1987年11月6日、日本 1989年4月15日 |
上映時間:99分 |
制作国:アメリカ |
製作費:800万ドル |
興行収入:1200万ドル |
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