ドラマ

グローリー

決死の戦いに挑む男たちが夢見た“栄光”とは

マシュー・ブロデリック、デンゼル・ワシントン、モーガン・フリーマンほか豪華共演で贈る、南北戦争のアメリカを舞台に、北軍の黒人部隊を率いる白人指揮官と、人種の壁を越え共に戦う黒人兵士たちの勇姿を描いた感動の戦記ドラマ

ストーリー:1861年、南北戦争が勃発し、若き北軍大佐ショー(マシュー・ブロデリック)は、アフリカ系だけで組織された第54連隊の指揮を任される。連隊には南部から逃れてきた元奴隷のアフリカ系市民も志願兵として数多く参加。しかし北軍の内部でも依然、アフリカ系に対する偏見・差別は根強く、連隊は数々の困難や障壁に直面。それでもショーは、ローリンズ(モーガン・フリーマン)、トリップ(デンゼル・ワシントン)らアフリカ系兵士との交流を通して彼らとの絆を深め、やがて連隊はいよいよ最後の決戦に挑む・・・。

出演:マシュー・ブロデリック、デンゼル・ワシントン、ケイリー・エルウィス、モーガン・フリーマン、ジミー・ケネディ、アンドレ・ブラウアー、ジョン・フィンJ、D・カラム、ジェーン・アレクサンダー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 人として生きる

無知で無学な黒人が人として誇りをもち、 解放されるために、成長しながら「栄光ある」悲劇的な死を迎えるまでを当時の戦闘場面を再現しながら忠実に描いています。マシュー・ブロデリックは名門の出でナイーブで 頼りない上官という役柄がぴったりでした。デンゼル・ワシントンが鞭打ちにされ、涙を流す場面は、当時の黒人がおかれている状況を象徴していて印象深い場面でした。モーガン・フリーマンに平手打ちにされ、自分の使命を 見いだす場面は非常に感銘を受けました。戦闘で人が安易に多く死にすぎるのが気になりましたが、 実話だから仕方がないのでしょう。

★★★★★ 人間としてのプライドを持って困難に立ち向かう姿に感動

南北戦争で初めて組織された黒人部隊と白人指揮官の顛末を描いた物語。志は持つものの組織行動に馴染めない黒人兵達,いまだに彼らを差別的に見る白人も多い・・・内部にも外部にも困難が待ち受ける中,指揮官ショー大佐は何度も挫折しそうになりながらも次第に彼等を理解し,部隊を一つにまとめていく。人種差別という困難を乗り越えて,差別する側もされる側も,人間として成長して行く姿に,この映画の本質があると思います。人間としてのプライドを持って立ち向かう姿には感動を憶えます。クライマックスで○○○が旗を○○○した瞬間,思わず泣きそうになりました.私は映画やドラマでは泣かないんですが,この映画にはそれくらい感動しました。誠実な指揮官をマシュー・ブロデリックが好演。脇を固める名優デンゼル・ワシントンやモーガン・フリーマンの演技も絶品です。賛美歌風のBGMもなかなかです。

★★★★★ この映画いいです。

この映画は、1860年代にアメリカで起こった内戦『南北戦争』の時に結成された、北軍の黒人部隊、第54連隊の話です。映画の全体には、『奴隷解放』という大義名分と現実の黒人差別との間にある格差、当時の政治の思惑が描かれています。差別や時代の動きに翻弄されながらも、この連隊の指揮官である主人公と友人、そして部隊の黒人兵士たちの友情にも似た絆が強くなっていくところが好きです。そして、最後の『誇り』と引き換えに挑む、決死の戦い。ここで一気に涙がこみ上げてきます。また、映画の各所に出てくる風景の映像がとても美しく、その時に流れる曲と共に印象に残りました。

★★★★☆ 日本公開から27年もの間一度も観てなかった事を悔やむ作品。

日本公開の1990年から今年2017年までもの間、西部劇や南北戦争モノなどを殆んど観ておらず、実に勿体無い四半世紀だったと悔やむ。時期的に観ていたのはモノクロ作品ばかりを好んで選んでいたのが盲点でした。最初の10分くらいでしょうか?キャスティングに若干の違和感を覚えましたが、そのあとはずっと作品にのめり込んだままラストまで。今年になってからもDVDを観れたのはGLORYでようやく二作品目。いろんな意味で良い作品を観るだけの時間の確保が難しくなってしまってるのが残念ですけど、良い作品に出会って良かったと言えます。

★★★★☆  人種差別と闘う素晴らしい指揮官と部下の信頼に感動。

人種差別と、戦争の非情さを強く感じます。人種差別と闘う素晴らしい、指揮官と部下の信頼関係に感動。最後の、結末に涙します。

★★★★☆ 栄光へ

この作品は、南北戦争で活躍した第54連隊の実話を基に映画化された作品です。当時の白人は、黒人が戦場に耐えられるような勇気を持たないという偏見を持っていたため、上層部は彼らを前線に派遣する気はなく、奴隷の仕事の典型である単純労働をさせ、装備品の調達や給料の支払いでも彼らを差別していました。連隊は、奴隷解放のためにも、どうしても自分たちが戦える兵士であることを示す必要がありました。彼らにとって、「戦うこと」と「アイデンティティを確立すること」とは密接に結びついていたのです。同じ監督の作品に『ラスト・サムライ』がありますが、ラストの突撃シーンは、それよりもはるかに物悲しく、また感動的です。

★★★☆☆ 死というものの儚さと無情さ

戦死者で語るのはどうかと思うが、この南北戦争は内戦ではあるがアメリカが関わった戦争では未だ最大の死者を記録した戦争だという。内戦だけに恐らくは米国市民にとっては、日本に置き換えると戦国時代や幕末と同じぐらい、国を形作ったという意味で関心がある時代なのだろう。一方で、僕個人にとっては思い入れが少ないだけにストーリー的な感動は乏しかった。ただ、ラストの方の描写で死者が無造作にトラックに積まれている様は、死というものの儚さと無情さを改めて強くした・・・かな。

作品の詳細

作品名:グローリー
原作名:Glory
監督:エドワード・ズウィック
脚本:ケヴィン・ジャール
公開:アメリカ 1989年12月15日、日本 1990年4月14日
上映時間:122分
制作国:アメリカ
製作費:1800万ドル
興行収入:2600万ドル
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