ドラマ

博士と狂人

歴史はこの2人から始まった。孤高の学者と、呪われた殺人犯。世界最大の英語辞典誕生に隠された、真実の物語。

ストーリー:19世紀半ば。独学で言語学博士となったマレー(メル・ギブソン)は、オックスフォード大学出版局が企画する英語辞典編纂の一大プロジェクトの一員に加わる。正式な学士号を持たない彼を異端視する学会の連中を尻目に、マレーは、古今東西の文献に登場するあらゆる英語の語句を網羅しようと作業に没頭。そんな中、せっせと手紙を送りつけて彼の多大な協力者となったのは、殺人を犯して精神科の施設に収容中のアメリカ人の元軍医マイナー(ショーン・ペン)だった・・・。

出演:メル・ギブソン、ショーン・ペン、ナタリー・ドーマー、エディ・マーサン、スティーヴ・クーガン、ジェニファー・イーリー、ジェレミー・アーヴァイン、ヨアン・グリフィズ、ローレンス・フォックス、スティーヴン・ディレイン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 知性と云うものがこんなにも狂おしい葛藤だったとは

簡単に申せば戦争のトラウマを持つ囚人と言語学者の友情物語だ。だが私はこの二人の間に生まれた友情と、世の中、家族、マスメディア硬直的な精神病院、といった背景の中で余りにもデリケートな知性を持つ二人が翻弄され乍らも確固たる目的を持ち続け、一切の妥協をせず使命を果たすが如く戦う二人に感動が込み上げて来て成らなかった。言葉と云う生き物はまるで編むが如く部分だけ視ていては判らない。怪物を風を造り上げて世の中に溶け込んでいるのだなと改めて思った。知性に富み、罪悪感と葛藤し、自分を破壊し溺れようとしていく囚人が言語学者の友情の船に見事に救助されるシーンは見ものだった。数年ぶりに素晴らしいと言えば陳腐だが、こんな映画を探して居た自分に出合った気持ちだ。

★★★★☆ 実話ベースで見応えあり

オクスフォード英語辞典がどのようにして生まれたのか、かなりエキセントニックでびっくりな誕生ストーリーが演技派揃いの中、濃厚に描かれています。辞書の編集者ストーリーというと日本映画の『舟を編む』が頭をよぎりましたが、こちらも毛色は違いますがとても良い作品でした。。壮大なストーリーを2時間でコンパクトに濃縮されてしまったせいか、人物像の掘り方が浅かったり、心情の変化がやや強引に描かれていて、変化の速さに視聴者の推測、想像で穴埋めしながら観る必要があるので3時間くらの大作にしてもっと丁寧に描写しても良かったと思いましたが予算だとか、色々大人の事情があったのかもしれません。消化不良感が残ったので、原作を読んでみたいと思います!

作品の詳細

作品名:博士と狂人
原作名:The Professor and the Madman
監督:P・B・シェムラン
脚本:トッド・コマーニキ
公開:アメリカ 2019年5月10日、日本 2020年10月16日
上映時間:124分
制作国:アメリカ
製作費:2500万ドル
興行収入:620万ドル
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