ドラマ

ザ・ウォーカー

運べ、西へ。世界に残るたった一冊の本を

戦争により文明が崩壊した世界で、30年間、世界に1冊だけ残された<本>を西へ運ぶ男と、世界を支配するためにその<本>を手に入れようとする男が壮絶な死闘を繰り広げるサスペンス・アクション映画

ストーリー:大規模な戦争により、文明が崩壊した世界。誰が名づけたか“ウォーカー”と呼ばれるその男は、30年間、世界でたった1冊だけ残る“本”を運び、<西>へと旅を続けている。本を守るため、行く手を阻む敵は容赦なく殺す。彼の目的地はどこなのか?その本には何が記されているのか? 一方、大勢の盗賊たちを率い、王国に君臨する独裁者カーネギー(ゲイリー・オールドマン)は、世界を支配するためにどうしても必要なその本を手に入れるため、旅を続ける“ウォーカー”の前に立ちはだかる。砂塵渦巻く荒野を舞台に、世界を揺るがす一冊の本をめぐる壮絶な死闘が開始された―!旅の先にあるのは、荒れ果てた世界の“希望”か“絶望”か!?2人の男の戦いの果てに、驚愕の結末が待ち受ける!!

出演:デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、ジェニファー・ビールス、レイ・スティーヴンソン、マイケル・ガンボン、フランシス・デ・ラ・トゥーア、トム・ウェイツ、マルコム・マクダウェル

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★  キリスト教の信徒の映画

信仰心が無い人がみると退屈でしょうね。でも、クリスチャンなら特に、そうでなくても正しい信仰をもつものが見ればとても感動的な映画です。

★★★★★ 教養が必要な映画

この映画は聖書の内容をモチーフにしているだけあって、聖書を読んだことが無い、又はキリスト教を良く知らない人が観るとなぜこの男やゴロツキのボスがここまでこの本を重視しているかが理解できないと思う。またタイトルが誤解を招く原因になっていて、ザ・ウォーカーというぼんやりしたタイトルのせいで原題の意味をぼかしてしまっている。おまけに主人公の目が盲いている事実の伏線が少し弱く、盲目なのに主人公が強すぎるためにご都合主義な演出と捉えてしまう人もいるだろう。だが全体的には良くできている映画だと思った。ストーリーもなかなかシックで面白い。ちなみになぜ主人公は本を誰にも触らせなかったのか、という疑問に対する一つの答えとして、私は本がすでに劣化しており、素人が触ると点字が潰れるまたは点字としての機能を果たせなくなってしまう事を恐れたからから、という提案をしたい。この映画はいわゆるヒーローものとは違い地味な展開が続くのでヒーローものが見たいなら別の作品を探すと良いだろう。しかし教養があり惜しい演出もゆるせる人ならば、十分楽しめるはず。

★★★★☆ 最後の30分のために観てほしい

知名度やパッケージからそんなに期待せず観始め、映画が始まってもよくある崩壊した世界のマッドマックスだなぁと、なんとなく観ていました。最終バトルにしては早いな、と思ったら、そこからの流れで一気に目が離せなく、映画の印象が一転。作業しながらなんとなく観てるだけでも構わないので、ぜひ最後まで観てから映画の評価を下していただきたいです。

★★★☆☆ 信仰のロマン物語

人心が神から離れた世界で、自分だけが神の計画に選ばれ、使命を果たし、そして死ぬ。ユダヤ教以来の聖者物語のテンプレです。欧米人にとっての憧れのパターンなんでしょうね。だから日本人にはピンとこない点があっても、ニマニマと見てあげましょう。ご都合主義?神のご計画です!とまあ、ストーリーはそんなところですが、荒廃した世界をサバイバルする雰囲気は、なかなか良いと思います。

★★☆☆☆ 雰囲気系中身空っぽ映画

“荒廃した世界”、”世界にただ一つの本”、”西への旅”、”デンゼルワシントン”きっとこの映画を観た者は、これらのワードに惹き寄せられたに違いない。かくいう私もその一人だし、実際この言葉たちに嘘はなく(いや解釈にもよるが)、十分にその雰囲気と演出を楽しめる。だがしかし、人を魅了するテーマやデンゼルワシントンという偉大な役者に対して、その脚本はお粗末極まりない。最序盤に主人公が、終末世界の一軒家の蛇口をひねって水を出そうと試みるなど細かい描写の疑問点はさることながら、最終的にこの男はなぜ必死に本を守っていたのか意味不明とさえ言える結末が用意されている。「世界が終わって30年も経ってんのに蛇口ひねって水が出てくるわけないだろ!」などという一人突っ込みが絶えない。もしこの映画をアイアムレジェンドを見るような気持ちで見るなら、すぐに意識を切り替えた方がいい。これはCGで必死に誤魔化したMADMAXの劣化版である。

作品の詳細

作品名:ザ・ウォーカー
原作名:The Book of Eli
監督:アルバート・ヒューズ
脚本:ゲイリー・ウィッター
公開:アメリカ 2010年1月11日、日本 2010年6月19日
上映時間:118分
制作国:アメリカ
製作費:8000万ドル
興行収入:1億5400万ドル
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