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悪名高きアルカトラズ刑務所を閉鎖に追い込んだ、ひとりの囚人と若き弁護士の友情を描いた実話に基づく社会派ドラマ

ストーリー：1930年代後半、サンフランシスコ。若きエリート弁護士ジェームズ・スタンフィル（クリスチャン・スレーター）の初仕事は、アルカトラズ刑務所内で起きた殺人事件だった。被告は25年の刑に服役中のヘンリー・ヤング（ケヴィン・ベーコン）という若い囚人だった。ジェームズの度重なる訪問に、ヘンリーは少しずつ心を開くが、事件のことには触れたがらない。だが、彼の発するわずかな言葉の端々から、刑務所内の実態が明らかにされていく。劣悪な環境や副刑務所長グレン（ゲイリー・オールドマン）の残忍な拷問に耐えきれず、脱獄を企てたヘンリーは、仲間の裏切りによって狭く、寒く、日も差さぬ地下牢に閉じ込められる。3年後、地獄のような日々から解放された彼は、裏切った仲間を見つけると、衝動的にスプーンで相手を殺したのだった。真相にジェームズは激しい憤りを感じ、彼を救うために勝つ望みのない裁判を戦い抜く決意をする・・・。

出演：クリスチャン・スレーター、ケヴィン・ベーコン、ゲイリー・オールドマン、エンベス・デイヴィッツ、ウィリアム・H・メイシー、ブラッド・ドゥーリフ、スティーヴン・トボロウスキー、R・リー・アーメイ、ミア・カーシュナー、キーラ・セジウィック

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　 これはとても良い映画だと思います。

ケビン・ベーコンがこうゆう作品に出ていたことを今まで知りませんでした。刑務所での出来事、裁判、やはり真実の話なのでとても良くできていました。本当に酷いことをしていたのだとわかりました。こうゆう事って現代での普通にあるのかもしれないと思います。とにかくこの作品は素晴らしいです。

★★★★★　色んな側面のある名作！何度見ても見飽きない！

男同士の友情モノのようでいて、法定モノ、監獄モノの側面もある、素晴らしいヒューマンドラマ！初めてこの作品を観て感動したのは、もう１０年以上前。「今観ても感動しないかな？」と思って久々に観てみたら、やっぱり感動しました！ストーリーはシリアスだったりハードだったりしますが、それを、ほんのちょっとのユーモア（意外と囚人役のケビンベーコンが可愛いらしい）と、優しさを含んだ演出が包んでいて、絶妙のバランス！法廷モノとか友情モノ、ヒューマンドラマ好きは、きっと見て損はしないと思います！

★★★★★　暗い！重い！なんて、なんのその！！

映画好きの方のブログでも、隠れた名作として、高い評価がたくさんあります。暗い、重いと言われ続けていますが、大好きな作品ですので、どんなに暗い、重いと言われようが、お薦めは？と聞かれると、いつも真っ先にあげる作品です。数年すると、必ずきっとまた観たくなるので、廃盤になったら困るなぁと、常々思っていて、丁度、行きつけのレンタルショップで見かけなくなったので、購入しました。想像を絶する過酷な時を過ごし、ありえない最後を遂げるヘンリーヤングと言う青年のお話ですが、その衝撃的な部分でなく、二人の青年の友情物語として、是非観て欲しい作品です。とにかく、脚本がいいんです。無駄な台詞や余分な場面がなく、よく練られた、本当に洗練された脚本です。全体を通して、必要最小限の少ないセリフなのですが、人物の心理や物語の展開がきちんと理解できるようになっていて、青年二人の間で交わされる言葉も、本当に少ないのですが、伏線がたくさん散りばめられていて、やがて、なんとも言えない涙が溢れてきます。けれど、なんて幸せそうな二人なのでしょう。この名状し難い涙と、この二人の幸せそうな姿とが混ざり合って、しみじみと、いつまでも心の深い所に残ります。映像も音楽も、カット割りも、全てにおいて、非のつけ所のない名作だと思います。

★★★★☆　 ケビン・ベーコンは素晴らしい俳優です

『フットルース』でアイドル的位置にいたケビンが、演技派の本格的俳優として見とめられたのがこの作品だと勝手に思っています。全編にわたるケビンのすさまじき演技に体が縛りつけられ、クリスチャン・スレーターも頑張ってるんだろうけど脇役に見えちゃいます。ストーリーもショッキングな実話なので、社会派ドラマとしての見ごたえは充分です。基本的人権って？人間の尊厳ってなんだ？罪の償いとは？人類は過去何度も過ちを犯し、正義の名のもとに殺人と暴行を繰り返しました。法を定めても使うのは人間、このような過ちがまだどこかで行われているのかもしれません。

作品の詳細