モダンアート界のスターと彼を支えた女性の切ない恋を描く
ストーリー:1940年代のニューヨークで評価され、後のポップアートの元祖となった画家ジャクソン・ポロック(エド・ハリス)。絵の具をチューブごと塗る作品から、床に置いたカンヴァスに筆から絵の具を垂らす「ドリッピング」という手法まで、センセーショナルな作風で注目を集めるポロック。しかし、十代から患うアルコール中毒や自己中心的な性格で、スランプの時期も長くなっていく。そんな彼を支えたのは、同じ画家で、妻のリー・クラズナー(マーシャ・ゲイ・ハーデン)だった・・・。
出演:エド・ハリス、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ジェニファー・コネリー、ヴァル・キルマー、エイミー・マディガン、ジョン・ハード、ジェフリー・タンバー、トム・バウアー
★★★★★ ジャクソン・ポロックを人として、とても身近に感ずることができた。
中学時代、ポロックの作品に大きな影響を受け、ベニヤ板にの大きな抽象作品を何枚も描いて偶然の面白さを大いに楽しんだ記憶がある。今回の『ポロック2人だけのアトリエ』で、人間としてとても身近に感ずることができた。
★★★★★ エド・ハリスが最高です。
ジャクソン・ポロックは大好きなアーティストです。まるでドキュメンタリーをみるように、最後にはエド・ハリスがジャクソン・ポロック本人に見えるくらいでした。ほんとに好きな映画です。
★★★★★ 天才を愛していくことは、かくも苦しいことなのか
アメリカ・モダンアート界のスターであり、実在した天才画家ジャクソン・ポロック。そして、まだ彼が売れていないころから支えてきたリー・クラズナー。ジャクソン・ポロックを知らなくてもいい。この2人の哀しい物語をみてほしい。天才とは狂気を隠し持っている。そんな天才を愛していくことは、かくも苦しいことなのか。
★★★★☆ じんわりと・・・
実在の人物を映画で描くことは難しい。失敗すると、ただその人の生涯を映像に移しただけの教材のような物になりがちで、映画というには物足りないものも多い。必要なのは全編を通しての、一つのテーマや存在。映画として見るものをひきつける何か。この映画に関しては、それは妻の存在。リーがいてのポロック。最後までその存在は大きい。特別な事件や驚くものが描かれる映画ではないが、最初から最後まで見る者を飽きさせないのは、描く者の奥深さと、支えとなる者が、二人の名演技によって描かれ映画を引き締める。けしてハッピーエンドなストーリーではないけれど、ポロックの死後も、彼と彼の才能を愛し続けた妻に胸を打たれる。見終わって少し余韻に浸っているとき、パッケージの二人の写真を見て少し笑みがこぼれ、少し幸せな気持ちになる。
★★★☆☆ 芸術家の生き方を垣間見れる映画だった
お酒に呑まれ、心の内の衝動が伝わってくるようなポロック(エド・ハリス)がリアルで存在感があった。奥さん役マーシャも、こんな人いそうと思える人で、イライラする様子に見ている方が苦しくなりそう。絵が売れないとお金が入らない。ふたりとも貧乏で生活が大変そうだが、妙なパッションが感じられた。私は筋金入りの凡人なので、芸術家に生まれた人は大変だなぁ〜と、そんなことを考えてしまいました。最後は、もうひとつグッと来るものが欲しかったが、画家の生き方を垣間見れる見応えあるドラマだった。愛人役のジェニファー・コネリーが可愛かったな〜♪
作品の詳細
作品名:ポロック 2人だけのアトリエ |
原作名:Pollock |
監督:エド・ハリス |
脚本:スーザン・J・エムシュウィラー |
公開:アメリカ 2000年9月6日、日本 2003年11月1日 |
上映時間:123分 |
制作国:アメリカ |
製作費:600万ドル |
興行収入:1000万ドル |
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