ドラマ

あの日、欲望の大地で

シャーリーズ・セロン、キム・ベイシンガーの2大アカデミー女優が体当たりで挑む、壮大な愛と宿命の物語

ストーリー:シルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、ポートランドの海辺にたたずむ高級レストランのマネージャーとして働いている。仕事場では有能な彼女だが、プライベートでは行きずりの相手との情事を繰り返していた。そんなある日、彼女の前にカルロス(ホセ・マリア・ヤスピク)というメキシコ人男性と、12歳の少女マリア(テッサ・イア)が現れ・・・。

出演:シャーリーズ・セロン、キム・ベイシンガー、ジェニファー・ローレンス、ジョン・コーベット、ヨキアム・デ・アルメイダ、ダニー・ピノ、ホセ・マリア・ヤスピク、J・D・パルド、ブレット・カレン、テッサ・イア

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 地味だが素晴らしい作品です。

回想シーンを断片的に挟んで進行するから、最初は観づらさがあったけど、物語が核心に近づいていくうちに引き込まれていきました。ジェニファー・ローレンスが可愛い。

★★★★★ 希望が見えるラスト

久々にとても感動する映画を観ました。内容は重くちょっと暗めな感じですが、それだけにラストシーンは希望が見えて感動的でした。ハッピーエンド?と自分で思えたし、あの後、「こうなるだろうな・・そうなればいい」という期待も持てました。4人(3人??)の女性の話なんだと思いますが、サンディエゴ(主役の夫)の複雑な気持ちや行動が一番心に残りました。この脚本家の映画は私には難しすぎてついていけないのですが、この作品は少しずつヒントを入れてくれながら最後に全てが繋がって、素晴らしい映画になっていると思います。官能的なシーンについての宣伝が多いのですが、それよりもヒューマンドラマだと思います。最後のフラッシュバックシーンとシャーリーズ・セロンの(ほんの少しの)笑みが最高です。

★★★★☆ ヒューマンドラマで織りなす様々な愛

シャーリーズ・セロンのシルビアは半端無い美貌で次々に男を食うような女。しかし、どれだけいろんな男に抱かれようが満たされない愛。この主人公には愛が欠乏しているのだ。背景には自分の母親が不倫をしていて、子供ながらに苛立ちイタズラのつもりでしたことで母親が死んでしまう。事故であるが、これは”親殺し”という罪を自らの中に形成してしまう。しかし好きになった男はこの不倫相手の子供だった・・・・許されない愛。そして子供ができてしまうが捨ててしまう。この子供のことを忘れたことは無いが、忘れたふりをして生きてきた。この子供があることから自分の目の前に現れたところから物語が動き出す。派手ではないが、最終的には感動させるような作りである。非常に構成が複雑で瞬間瞬間が少女時代にリンクする。またこの少女シルビア役の演技も良い。

★★★☆☆ 観て損はないけれど・・・

腫れ物に触るような設定は「21グラム」を彷彿とさせる。構成は過去と現在を同列で描いていく手法で、見慣れるまでは疲れるけれど斬新でおもしろい。多くを語り過ぎない演出も心地よい。ただ、後半、主人公にある心情の変化があるのだけれど、どうしてその変化が起こったのかよくわからなかった。ここはもう少し描いてほしかった。ラストは一見さわやかだけれど、主人公が犯した罪を償ってはいないので、すっきりしない気持ちが残る。観て損はないけれど、「うーんもうちょっと・・・」という物足りなさは、この脚本家の他の作品と共通している。

作品の詳細

作品名:あの日、欲望の大地で
原作名:The Burning Plain
監督:ギジェルモ・アリアガ
脚本:ギジェルモ・アリアガ
公開:アメリカ 2009年9月18日、日本 2009年9月26日
上映時間:106分
制作国:アメリカ
製作費:2000万ドル
興行収入:540万ドル
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