ドラマ

シャーロット・グレイ

愛する者のために命をかけて

英仏を股にかけた、美しき諜報員(スパイ)の一大抒情詩! 恋に揺れる女から、いつしか見えざる使命感に衝き動かされていく情熱のヒロインをケイト・ブランシェットが熱演!

ストーリー:1943年、第2次世界大戦下のロンドン。看護婦のシャーロット(ケイト・ブランシェット)は、フランスの戦闘で行方不明になってしまった恋人への想いを募らせるあまり、スパイ訓練を受けて南フランスの小さな村へ潜入し、レジスタンスと合流することに。そこで彼女は、理想家肌の闘士ジュリアン(ビリー・クラダップ)と、幼いユダヤ人兄弟と出会う・・・。

キャスト:ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、マイケル・ガンボン、ルパート・ペンリー=ジョーンズ、ジェームズ・フリート、アントン・レッサー、ロン・クック、ルイス・クラッチ、マシュー・プラト

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 自分を探し求めるためには変化し続けることが必要かもしれない

ケイト・ブランシェットが好きで、この作品を観た。彼女の演技は、共演者を本気で惚れさせているのでは、と思うほど、生で、息づかいさえ聞こえてきそうなほど、凄い。それはもう周知の事実として。この作品は、「本当の自分って、誰?」と思い悩み続ける人に衝撃を与えるのではないかと思う。意志を持って流され、そのなかで今なにができるかを限界まで突き詰めた作品。そして、本当の自分が知りたかったら、変化し続けることを恐れないことだ、と改めて思わせてくれる。愛、希望、勇気。あなたは、どれかを選ばねばならぬとしたら、どれを選ぶ?この作品を観終わったら、きっと、はっきりと、すべてを対象とした“希望”だと、答えるのではないかと思う。

★★★★★ ケイト・ブランシェット好きにはたまらない1枚

映画ごとに全く違う顔を覗かせる女優は意外と少ない。ケイト・ブランシェットはまさにそんな女優だ。特に彼女が英国人を演じる時はグレイス・ケリーのような映画スターの貫禄や気品を感じる。言葉も完璧なイギリスなまりで、アメリカ人役の時にしゃべるヤンキー米語を聞くと、とても同じ人とは思えない。そんな彼女が挑んだのは女スパイ。ケイト・ブランシェットファンにはたまらない1枚だが、些細な心の動きを表現する演技力はこの作品でも十二分に発揮されており、純粋に映画として楽しめると思う。

★★★★★ ラブ・ロマンスだったのね、でもとてもいい映画

予備知識なしで観た為、観る前はアクションだと勘違いしていました。普段ラブロマンスは全然観ないタイプの俺でもすごく面白かったです。第二次世界大戦末期のフランスを一人の女性の視点から描いた映画です。主演のケイト・ブランシェットが実に美しい。ふとした時の指先や強い瞳がとてもエレガントで、若い女性には絶対出せない「大人の女性オーラ」が濃密に炸裂しています。しかし驚くのはほぼ“実際にあった話”だということでしょうか。偶然出会った幼いユダヤ人兄弟を鍵にすることで、恋愛物語に更なるスパイスを加えています。「こういう映画をもっと観たい」そう思わせる映画でした。

★★★★☆ 人の心の脆さと、不合理が倍加される世相を切り取った!

内容がよくわからなくても、この女優のもつ不思議な魅力が、何となく伝わる。国が占領されるということは、それだけで、もともとあったと思う社会の不合理が、人の心に印加され、人々を苛み、人心が荒廃するとはこういうことかと思わされる。しかし、老いた父親の存在感が、心に残る。

★★★☆☆ フランス語の欠如

原作を読んだ方なら大抵このようなことを思うでしょう。「なぜ全編英語台詞にしたんだ?」と。 そうです。この作品の鍵はまさにフランス語にあったのです。スパイにとって言語はとても重要です。生か死か。主人公のシャーロットは、緊迫の占領下フランスで任務をこなしていきますが、映画ではフランス人も普通に英語を話しているため、緊張感に欠けてしまっています。 ブランシェットの熱演が、この言語の問題のためにどこか残念に見えてくるのは私だけでしょうか。ラストのヒロインの選択は原作と全く異なりますが、その点は映画化の脚色ですからとりわけ珍しいことでもありません。 残念なのはすべて、英語とフランス語の使い分けだったのです。

作品の詳細

作品名:シャーロット・グレイ
原作名:Charlotte Gray
監督:ジリアン・アームストロング
脚本:ジェレミー・ブロック
公開:アメリカ 2001年12月17日、日本 2002年12月14日
上映時間:121分
制作国:イギリス、オーストラリア
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