『父親たちの星条旗』のバリー・ペッパー主演によるアクションサスペンス
ストーリー:稀代の詐欺師トム・リプリー(バリー・ペッパー)。舞台はロンドン、パリ。彼の獲物は、莫大な金額が動く現代アートと、そこに群がる富豪たち。リプリーのターゲットは、新進気鋭の画家ダーワット。しかし、ダーワットは、程なく自動車事故によって死亡してしまう。このままでは、予約の殺到している絵は売れず、巨額の損失を被ってしまう。そこでリプリーは、その死を隠匿し、替え玉によってダーワットの贋作を制作しようと計画する。万事がうまく運び、名声と大金を手に入れ、大富豪の美人令嬢と恋に落ちたその時、作品を贋作だと主張する男が現れた。そこでトムがとった行動とは一体?!
出演:バリー・ペッパー、アラン・カミング、ジャシンダ・バレット、クレア・フォーラニ、イアン・ハート 、ダグラス・ヘンシュオール、フランソワ・マルトゥレ、トム・ウィルキンソン、ウィレム・デフォー
★★★★☆ シリアスかと思いきや笑えてしまうところが多い。
滞納した家賃の督促も巧みな方法でかわしてしまうトム・リプリー。ケチな詐欺を働きながら生活しているのだが、友人であり人気画家の死亡により名前を利用して贋作を作る一世一代の大勝負に出る。本編最初の方ではトム・リプリーの本性はもっと狡猾で冷血、いざとなると殺人でも無表情でやってのけるのかと思っていました。ところがそこまで冷酷ではなく、苦難を何とか乗り換えるために天才的頭脳と行動力で回避していく。贋作に関わる周りの人物も交えてジョーク色が極めて高く終始とってもおもしろい。展開がおもしろすぎて、日本語吹き替えがないにも関わらず退屈するところがまったくない。本当に見て良かった。
作品の詳細
作品名:リプリー 暴かれた贋作 |
原作名:Ripley Under Ground |
監督:ロジャー・スポティスウッド |
脚本:ウィリアム・ブレイク・ヘロン |
原作:パトリシア・ハイスミス『贋作』 |
公開:アメリカ 2005年11月6日 |
上映時間:101分 |
制作国:アメリカ、イギリス、ドイツ |
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