ドラマ

死ぬまでにしたい10のこと

彼女は死ぬまでにする10のことを決めた

死の期限がわかった時、初めて人生を愛することを知った女性の感動の物語

ストーリー:アン(サラ・ポーリー)は23歳。家族は失業中の夫と二人の娘。すぐ側にママも住んでいる。パパはもう10年も刑務所にいる。ある日突然、腹痛に倒れて病院で検査を受けると、「あと2ヶ月の命」と宣告される。家族にも誰にも話さない。そう決めたアンは、深夜のカフェで独り、「死ぬまでにしたいこと」リストを作る。それは10項目のリストになった。その日から始まったアンの死ぬための準備。それは同じことの繰り返しだった毎日を生き生きと充実した瞬間に変えていった。しかし、その時は刻一刻と近付いていた・・・。

出演:サラ・ポーリー、スコット・スピードマン、ジェシカ・アムリー、ケンヤ・ジョー・ケネディ、マーク・ラファロ、アマンダ・プラマー、レオノール・ワトリング、マリア・デ・メディロス、デボラ・ハリー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 静かで力強い。

二人の小さな子供、そして定職を持てない旦那さんとキャンピングカーで暮らす主人公。ある日自身が末期の癌だと知り“死ぬまでにしたい10のこと”をノートに書き出し、それを一つずつ実行してゆく。残り少ない日々を焦ることなく、荒立てることなく懸命に生きる主人公。17歳でできちゃった婚をし、実の父は刑務所暮らし、実母は夜中にクッキーを作る仕事をし、自身も子供達が寝静まってから清掃の仕事をしに出掛ける。おそらく彼女は自分が貧しく厳しい環境に身を置いていることを十分理解している。だが決して弱音を吐くことはなく、そんな境遇に怒りを感じているわけでもない。ただできることをする。ずっとそうしてきた。だが、末期の癌だと分かってから彼女がそれまで抑えてきた願望が顔を出しはじめた。自分が今までやり残してきたこと、家族の為にやっておきたいこと。死ぬまでにしたい10のことは彼女そのものだ。主人公を演じたのサラ・ポーリーが、「この映画の主人公は日本人女性に似ているような気がします。」とインタビューで話していましたが、彼女と同じく私もそう感じました。戦争を生き抜いた日本女性の内に秘めた強さに似たものを感じました。

★★★★★ 私にも娘がいるので泣けました。

ようやくDVDでみることができました。私にも娘がいるので、もし私が同じ立場に置かれたら、夫や娘に何が出来るだろう?何を残してあげれるのだろうと真剣に考えました。やはり主人公と同じく、新しい奥さん(お母さん)を見つけてあげたいし、18歳になるまでバースデーを祝ってあげれる何かを残したい!。同感することが多くて涙が流れました。恋愛の部分には現実的には難しいこと?だから、その辺が映画っぽくってよかったです。妻であり、母であり、女性なんですもんね。今のあたしにとってはすべてが共感できる内容でした。

★★★★★ なぜだか。。。

映画を観終わった後は、とても悲しいような寂しい様な、気持ちになりましたが、なぜだかもう一度、観たくなります。そうして、映画の家族や周りにいた人の様に、また、彼女に会いたくなるのかもしれません。でも彼女の様に、誰も傷つけず、明かさず、本当の願いを人になじらずに、終われるのか、疑問に思いました。そうならいいのにと、願うような気持ちにもなる不思議な映画でした。

★★★★☆ 自分と向き合う大切さ

普段は自分の生きてる環境や取り巻く人間関係などで考えることをやめてまったり、やりたいと思ったことも行動に移さずになんとなく時間が流れてしまいます。自分の残された命を告げられてやっと自分自身と向き合って、行動して、死を受け入れて生が輝く感じがなんとも言えませんでした。幸い健康に生きている身なので、頭に入ってきたやりたいをうやむやにせず、とにかくまずやってみようと思わせられました。

★★★★☆ 傑作だと思います

皆さんの評価は賛否両論ですね。散歩さん↓がおっしゃるように、確かにこの映画は原題の「My life without me」が内容と一致していると思います。「10のこと」ひとつひとつが中心になっているわけではありません。主人公アンが彼女の家族や愛する人たちに自分の存在をどういう形で残していくのか、しかしあえて「死ぬ」ことは誰にも告げずに、静かに優しく残していく人たちの幸せを願います。ヒロイン役のサラ・ポーリーもインタビューで述べていましたが、ここで彼女が夫以外の人と恋愛をしなかったら完璧な聖母のような女性ですがある男性と恋に落ちるところがとても人間らしくこの映画のポイントだと思います。もちろん不倫という形ではありますが、決してどうにでもなれという気持ちを持ったり、家族を蔑ろにしようというつもりではなく家族も不倫相手の男性のことも深く愛していたのだと思います。都合のいい話ですが、この矛盾したような人間らしさが私はとても共感できました。

★★★☆☆ アンの生き方

お金がなくてろくに出かけることもできず、小さな家に住んでいても何も文句も言わずに、家族のために仕事をしている主人公。私自身も、病気で余命が短いと知ったら、何をするだろう。18歳の誕生日まで、子供立ちにボイスメッセージを残して、医者に預けたり、自分の体調が悪くても、子供たちのことを第一に考えている母親という感じで、良い印象を受けました。隣に引っ越してきた偶然同じ名前のアンとも、子供たちは打ち解けてとても良い感じで終わる。これでもし、旦那に本当のことを伝えていたら、また違う展開になるのだが、これはこれでよかったのかもしれない。悲しい終わり方でなかったことが、せめてもの救いでした。残された人たちも、幸せに生きることを願って・・・。

★★★☆☆ 重めながら・・・

突然、癌を宣告され、抗うことのできない運命を受け入れていく23歳強い女、妻、母親の物語。死が目前に迫ると、生が鮮やかに見えるのだろうが、この物語は我々がついつ忘れがちなそんな事実を思い出させてくれるような気がする。自分がもし、あと3カ月しか生きられなかったとしたら、やはりやりたいことを書き出すのだろう。重めながら、大切なメッセージに違いない。

作品の詳細

作品名:死ぬまでにしたい10のこと
原作名:My Life Without Me
監督:イザベル・コイシェ
脚本:イザベル・コイシェ
公開:スペイン 2003年3月7日、日本 2003年10月25日
上映時間:106分
制作国:アメリカ
製作費:250万ドル
興行収入:1200万ドル
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