ひとりのお気楽議員の活躍が、世界を劇的に変えた!
ストーリー:チャーリー・ウィルソン(トム・ハンクス)は、テキサス出身の下院議員。政治よりもどちらかと言えば美女とお酒に関心があり、大した政治手腕はないものの大らかな人柄でみんなから愛されている。そんな彼に、その後の人生を大きく変える転機が訪れる。それは、目にとまった戦場の映像。ソ連に攻め入られ、難民に溢れるアフガニスタンの悲しい現状を目の当たりした彼は、テキサスで6番目にお金持ちのセレブ・ジョアンヌ(ジュリア・ロバーツ)とCIAの変わり者ガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)に後押しされながら、ひとり、小国を護るため一大プランを打ち立てる。
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ネッド・ビーティ、エミリー・ブラント、オム・プリ、ケン・ストット、ジョン・スラッテリー、シリ・アップルビー、レイチェル・ニコルズ
★★★★★ コミカルされど迷路
二人の大物俳優の存在感とコミカルタッチに溢れた映画ですが、アフガニスタンの山間部の美しさや、玩具爆弾に巻き込まれた子供たちの悲惨さも、画面を通して知ることができます。ソビエト軍は撤退はしますが、でも、その後のアフガニスタンの状況を考えると、誰にとっての正義なのだろうかと考えてしまいました。私は、答えのない迷路の中です。
★★★★★ 実に残念な結末の実話
この下院議員の生き様は、善意と確信とに裏打ちされ、熱意があり、透明度が高い。素晴らしい仲間に恵まれたことが、彼の成功の鍵であったのだが、最後に利己的な、近視眼的な人間の壁にはばまれ、ひとつの国を救い上げるにいたらなかった。無念の深酒に涙するのであるが、人間社会とは、概してこんなものなのだろう。しかし、気持ちのいい生き方をした人が実際にいたのだと、むしろ、不思議な思いである。
★★★★☆ 予告とのギャップに驚き
劇場予告を見て受けたこの作品に対する印象と、本編を見た印象があまりに対照的でビックリした。実話を元に作られたそうですが、アメリカの政治家の無知さがあらゆる場面に散りばめており、皮肉たっぷりに描かれている。1人の議員の力で、莫大なお金が動くという事実もまた驚いた。
★★★☆☆ 映画…というかアメリカTVドラマぽい?
作りがアメリカTVドラマぽい?なっと思いました。にしてもこれが実話に基づいてると言われる事実の方が怖い。戦争にはお金が必要だけど、お金があれば戦争ができるわけではない・・・ってわけでもないんだね。
★★★☆☆ 重大な過去の出来事なのに遊び心のある映像に困惑。もっと真摯に描いてほしかった
トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンという豪華共演で飾られ、ダスティン・ホフマン主演の傑作「卒業」を撮ったマイク・ニコルズ監督がメガホンをとった作品だけれどどうも浮き沈みのない平坦な映画に終わってしまっていて、佳作でも秀作でもないが駄作でもない中途半端な映画。画面での俳優たちの動きや演出は凝っていて、あと長いワンシーンが数あり監督の手腕が冴えわたる。俳優たちの演技も文句なし。だけどそれだけかなと考えてしまうのは自分だけだろうか。事実に基づいた映画であり、戦争を題材にしたシリアスな内容であるはず。でもどうも1980年代の雰囲気がまったく出ていない。過去の出来事なのに今の問題を取り上げているような印象を受ける。映像が美しすぎるからだろうか。それに女に酒と遊びがいたるところに出てきて緊迫感は薄い。前述したがシリアスな内容であるはず。もっと真摯に描いてほしかった。
作品の詳細
作品名:チャーリー・ウィルソンズ・ウォー |
原作名:Charlie Wilson’s War |
監督:マイク・ニコルズ |
脚本:アーロン・ソーキン |
公開:アメリカ 2007年12月21日、日本 2008年5月17日 |
上映時間:100分 |
制作国:アメリカ |
製作費:7500万ドル |
興行収入:1億1900万ドル |
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