乳がん治療に命をかけた医師の感動の物語
ストーリー:デニー(ハリー・コニック・ジュニア)は乳がんの治療にすべてを捧げる医師。彼は、乳がん患者とその家族のためにいろいろなものを犠牲にしていた。ある時は家族との団欒、ある時は治療薬開発の資金を得るために奔走し、多くの時間を乳がん治療の研究に時間を費やしていた。それはすべて患者の笑顔のためであった・・・。
出演:ハリー・コニック・ジュニア、ポーラ・ケイル、アンジー・ハーモン、アマンダ・バインズ、バーナデット・ピーターズ、レジーナ・キング、ジョン・ベンジャミン・ヒッキー、スージー・カーツ、メリッサ・マクブライド、タミー・ブランチャード、エイミー・マディガン、ジェニファー・クーリッジ、ローダ・グリフィス
★★★★★ たくさんの
新薬を開発し、臨床試験を経て実際に使えるようになるまで、どれだけの苦労があり、どれだけの悲しみがあるのか・・。今受けられる治療は、研究者や医師や製薬会社と、そして患者と患者をとりまく多くの人が関わってたどり着いたものだと、今更ながら気付きました。辛いけれど、未来へつながる明るい話です。共感し、感動し、たくさんの涙が出ました。そして、新しい治療のための環境が、もっともっと整ってほしいと思いました。日本の医療はこの点ではかなり遅れているそうです。乳がん患者も、その身近な人も、そうじゃない人も、多くの人に観てほしい作品です。
★★★★☆ 題名にあるように “希望のちから”が湧いてくるような映画でした。
テレビ映画なので、普通の映画に比べると、作りにちょっと物足りないなぁと言うところがありましたが、内容が素晴らしかったです。実話にはありがちですが、こんな人がいたいんだ!って知り得たこと、それにガンの薬を作るまで(あるいはどんな新薬でも)どんなに大変なのかということがわかったことが大きかったです。この映画が始まったときには、すでに乳がん患者のHer2蛋白を抑えれば乳がんが治るかもしれないということはわかってるんですが、それをを発見するまでにも、相当時間がかかっただろうってことが想像に難くなかったです。とにかくそれを発見するだけでも苦労と努力は想像を絶していたと思いますが、そのあたりはあっさりで、映画は、主にHer2蛋白が陽性の乳がんの患者さんに効く薬を開発することと、その費用の捻出の大変さ、そして製薬会社に人体を用いて治験をすることを許可してもらう大変さ、その患者さんを集める事の大変さ、乳がんの患者さんに死の宣告をしなくてはならないという悲しさ、そして乳がん患者の女性たちの苦悩が描かれていました。そして群像劇のように描かれる乳がん患者の女性たちのエピソードも、一つ一つは薄いんですが、それでもいろいろ印象に残りました。まだ若い女性が多かったのも悲しかった・・・。みなさんほぼ実在の人たちだったようですし、さぞや・・と彼女たちの心情を思うと胸が潰れそうでした。ガンにかかれば、藁をもつかむ・・という気持ちになることがよくわかるエピソードもたくさんありました。)物足りなさがあるものの、見て、知ることが出来て良かったと思ったテレビ映画でした。
作品の詳細
作品名:希望のちから |
原作名:Living Proof |
監督:ダン・アイアランド |
脚本:ロバート・バゼル |
公開:アメリカ 2008年10月18日 |
上映時間:125分 |
制作国:アメリカ |
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