ドラマ

バッド・ルーテナント

この男、正気か狂気か

ハリケーン・カトリーナが襲来した直後のニューオリンズを舞台に、復興していく町の中で徹底的に堕落していく刑事を描いた衝撃作!

ストーリー:ハリケーン・カトリーナが襲来した直後のニューオリンズ。逃げ遅れた囚人を救い出したことで表彰され、昇進を成し遂げた正義の刑事テレンス・マクドノー(ニコラス・ケイジ)。しかし彼は賭博に興じ、恋人の高級娼婦フランキー(エヴァ・メンデス)と共にドラッグに手を染め、挙げ句の果てには警察が押収したドラッグを盗み出すという裏の顔を持っていた。ある日、不法移民の一家5人が惨殺されるという事件が起こる。テレンスはこの事件の陣頭指揮を執ることになるが、事態は思わぬ方向へと転がっていく・・・。

出演:ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ヴァル・キルマー、アルヴィン・“イグジビット”・ジョイナー、トム・バウアー、ジェニファー・クーリッジ、ヴォンディ・カーティス=ホール、マイケル・シャノン、フェアルーザ・バーク

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 善と悪からの解放

非常に私好みの映画。自業自得と言ってしまえばそれまでだが、善にも悪にもなりきれない主人公の行動とその結果は、人生というものの無常感をひしひしと感じさせられる。

★★★★★ 破天荒な警部補

この作品、間違いなく結末は悲惨なものを予感させる内容だが、結果は全くその逆で「そうなるか!」と感心させられた。主人公の悪徳警官にニコラス・ケイジはハマリ役で、悪い奴らに「面白い男」と言わしめるほどのハメの外しっぷりには驚かされる。ただ、それはある一線を越えない部分が存在し、ギリギリのところで踏みとどまって、悪い奴らをだし抜き懲らしめるというストーリーで、凄い美人女優も出てこないかわりにとても男臭い作品となっています。それだけに、ニコラス・ケイジの好演がいい余韻として残ります。

★★★★☆ すべてがツナガっている面白い映画です。

人生、いろいろ有ります。そのつながりを大事にして生きて行く事が重要だと、分からせてくれる映画です。主人公は、基本的には「正しい」人間であろうとしています。自分に正直である、とも言えます。人生一回しかありませんから、このように正直にやりたいことをやる!という姿勢、実は重要だと思っています。

★★★☆☆ クズは一生クズ

ヤク中の警部補の日常を描いた?映画です。普通は、ヤク中から正義に目覚めたり、逆に正義がヤク中に落ちぶれて行ったりするものだけど、この映画は、ニコラス・ケイジ扮するヤク中の警部補が、自分が助かるためなら何でもするクズっぷり。一旦は、危機に陥るものの、ただの幸運で最後は警部になってしまう。現実にはあり得ないが、ニコラス・ケイジのクズっぷりの演技は上手い。

作品の詳細

作品名:バッド・ルーテナント
原作名:Bad Lieutenant:Port of Call New Orleans
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
脚本:ウィリアム・フィンケルスタイン
公開:アメリカ 2009年11月20日、日本 2010年2月27日
上映時間:122分
制作国:アメリカ
製作費:2500万ドル
興行収入:1000万ドル
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