ストーリー:かつてはイーストハンプトンでつまらない常識に反抗しながら、社交界の一員として豪華で贅沢な暮らしを楽しんでいた「ビッグ・エディ」と「リトル・エディ」ブビエ・ビール。マイゼル兄弟の1975年のドキュメンタリーのインスピレーションとなった彼女たちに基づいたこの映画は、グレイ・ガーデンと呼ばれる家で、エキセントリックかつ相互に依存しあう二人の人生が零落していく様子を描く。
出演:ドリュー・バリモア、ジェシカ・ラング、ケン・ハワード、ダニエル・ボールドウィン、ジーン・トリプルホーン、ケネス・ウェルシュ、アリー・グロス、ジャスティンルイス、マルコム・ゲッツ
★★★★★ おかしな母娘の生き方を見る映画
ドキュメンタリーをもとにした2009年に公開されたテレビ映画。30年前と30年後が行き来し、ドリュー・バリモア演じる娘リトル・イディとジェシカ・ラング演じる母ビッグ・イディの物語。グレイ・ガーデンズというタイトルの由来はイーストハンプトンにある2人の住む豪邸の名前。30年前、そこはパーティー三昧の華やかな舞台だったが、ある時を境に荒れ果ててゴミ屋敷と化していく。頑なにそこから出て行こうとしない母と、その母に縛られて精神的に身動きがとれない娘の暮らしは不幸といえるのか。異常ではあるものの、奇妙に成立している互いの情は一般には理解し難い。リトルイディのファッションは実際に著名なデザイナーにインスパイアを与えたほど個性的かつセンスのある着こなし。役所から立ち退きを命じられたあとのジャクリーンの訪問、ドキュメンタリー映画が完成し、2人がそれを見たことによる互いの心情など見どころはたくさん。
★★★★★ 人生とは、確かに…。
特にドラマティックでもなく、人生とはそういものだな、と思わせる映画。二人の女優が素晴らしい。リアルです。有名人でも富豪でも、そうでなくても人それぞれ、傍から見ていたら分からないがそれぞれが理想通りには生きられない。誰もが葛藤しながら人生を全うするんだと改めて感じます。誰もが平等に一度だけ生きるチャンスを与えられていると改めて思います。
★★★★☆ 怖かった
ドリューバリモアはロマンチックコメディーの印象が強くて、本人だってことにしばらくわからなかった。話そのものは、怖かった。実話の方はもっと怖い感じだとレビューにあるから、きっとそうなんだろう。金持ちの人独特の、お金があるからこそもてる豪快さや楽天性や奇抜さや極端さ。苦労して目が覚める人もいるのに、目が覚めない2人。怖かった。
作品の詳細
作品名:グレイ・ガーデンズ 追憶の館 |
原作名:Grey Gardens |
監督:マイケル・サシー |
脚本:マイケル・サシー |
公開:アメリカ2009年4月18日 |
上映時間:104分 |
制作国:アメリカ |
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