IRAテロリストの青年とアイリッシュ系アメリカ人警官の運命的な対決を描く
ストーリー:IRAの特殊工作員フランシス(ブラッド・ピット)は、ローリーという偽名を用いてニューヨークへ潜入し、彼の正体を知らない警官トム(ハリソン・フォード)ファミリーの家に下宿することになる。純朴な青年を装うフランシスは、やがてイギリス軍へのミサイル攻撃を実行すべく、マフィアからの武器調達に奔走するが・・・。
出演:ブラッド・ピット、ハリソン・フォード、マーガレット・コリン、ルーベン・ブラデス、トリート・ウィリアムズ、ジョージ・ハーン、ミッチェル・ライアン、ナターシャ・マケルホーン、ポール・ローナン、ジュリア・スタイルズ
★★★★★ 思想と人格と
人間には生まれ持つ人格がある。それぞれの人は、それなりの感性を持って周りにいる人が居心地いい人かどうかを判断し、そして友達になったり距離を保つべきかを決めている。一方人間には、生まれてから身につく思想というものもある。その人が生まれ育った環境や、家族関係などのなかで、思想性というものは決まってくるが、これは人格とは別個のもので、時にその思想によって人格が問題なくても対人関係において決定的な乖離をもたらすものでもある。この映画は、人格的にはまったく問題のない二人がその思想によって対決せざるを得ないという悲しい映画である。日本には殺しあうところまでいく思想性の違いは多くないが世界にはこんな事例は腐るほどあるのだろう。平和な国!日本の人ならばぜひ見てほしい一本である。
★★★★★ アイルランドのお話
IRAとか戦争とかごちゃごちゃした内容でとっつきにくいと思われてる方でも気にせず観れます。ブラピは激しい役より、こういった深い感情を押し殺す役が似合いますね。リヴァーランスでも良い味でしたが、こちらは耐えに耐える男を演じ、女性・男性どちらも観てて惚れると思います。ハリソンが共演者でなかったら、この話すごく退屈になってる事は確実です。家族を守る男と国を守る男。とてもしんみりと泣かせる終わりです。
★★★★☆ やっぱりブラピ♪
『トロイ』のブラピはかなりパワフル且つワイルドな役で良かったけど、この『デビル』でのブラピはどこか静かで、でも強くて(残忍性もあり)ちょっと違った役でまたまたよかったです。バックに流れる切ない曲がとても気に入りました。ただ、物足りなさを感じちゃうかもしれないけど、ブラピだから・・・ま、いっか。
★★★☆☆ 良い作品です。「こうなるしかなかったのか?」このセリフが心にしみる・・・
昔見た記憶があります。改めて今回観ましたが、ブラッド・ピットが最高です。原題が「絶望的状況、とてもつらい、非常につらい」という意味らしいので、悪魔とは関係ないようですので、デビルというタイトルはあまり適切ではないように思いますがどうでしょう・・・若いハリソン・フォードとブラピですが,監督の腕があるのでしょうか、北アイルランド問題を絡めたテロリストとして生きる若者の悲哀というか、哀しさがひしひしと伝わってきます。テロを賛美する気持ちは毛頭ありませんが、彼らには彼らなりの理由がある。だからどうした・・・という気にはなれないようなメッセージが全体的に感じる中身となってます。星3つ。お勧めします。
作品の詳細
作品名:デビル |
原作名:The Devil’s Own |
監督:アラン・J・パクラ |
脚本:ケヴィン・ジャール |
公開:アメリカ 1997年3月28日、日本 1997年4月5日 |
上映時間:111分 |
制作国:アメリカ |
製作費:8600万ドル |
興行収入:1億4000万ドル |
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