麻薬取引き事件に巻き込まれた3組の男女の物語が交錯した異色ドラマ
ストーリー:家賃を滞納してアパートから追い出されそうになったスーパーのレジ係ロナは、生まれて初めて麻薬取引に挑戦する。ロナの同僚サイモン(デズモンド・アスキュー)は仲間たちとラスベガス旅行に出かけるが、行く先々でトラブルに見舞われてしまう。麻薬所持の疑いを掛けられた売れない俳優ザックとアダムは、警察から麻薬取引のおとり捜査を手伝わされることになるが・・・。
出演:デズモンド・アスキュー、テイ・ディグス、ネイサン・ベクストン、リタ・ブランド、ジェームズ・デュヴァル、ウィリアム・フィクナー、ジェーン・クラコウスキー、ケイティ・ホームズ、ナターシャ・メルニック、サラ・ポーリー、ティモシー・オリファント
★★★★★ 『パルプ・フィクション』より面白い
こういう時系列をバラして、主要登場人物それぞれの視点で物語を展開するスタイルは『パルプ・フィクション』という素晴らしい映画がありますが、それ以前にも実はこういうスタイルの映画はありました。タランティーノが開発したスタイルではありません。そんな流れをくむ、本作『GO』は、個人的には『パルプ・フィクション』よりも面白かったです。ユーモアやアイロニーといった要素もタランティーノよりこちらのほうが笑えました。ブラックジョークも。タランティーノも確かに面白いのですが、どこかあざとい感じがするのですが、この映画はナチュラルに見せてくれて大変楽しめました。冒頭から少しずつテンポアップしていって、カーチェイスのあたりから怒涛の展開になっていきます。最近、国内だけではなく、カンヌでも評価された内田けんじ監督の劇場デビュー作『運命じゃない人』を観て気に入った人はこの映画を観てみてください。楽しめると思いますよ。脚本がよく練られていて、感心させられるとともに驚きました。本当に面白かった。
作品の詳細
作品名:go |
原作名:Go |
監督:ダグ・リーマン |
脚本:ジョン・オーガスト |
公開:アメリカ 1999年4月9日、日本 1999年10月16日 |
上映時間:103分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2000万ドル |
興行収入:2800万ドル |
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