ドラマ

ノア 約束の舟

新たな世界を創るという神のお告げを背負ったノアが、人間同士の争いや家族への愛などに苦悩しながら課せられた使命に殉じる姿を描く

ストーリー:ある夜、ノア(ラッセル・クロウ)は眠りの中で、恐るべき光景を見る。それは、堕落した人間を滅ぼすために、すべてを地上から消し去り、新たな世界を創るという神の宣告だった。大洪水が来ると知ったノアは、妻ナーマ(ジェニファー・コネリー)と3人の息子、そして養女イラ(エマ・ワトソン)と共に、罪のない動物たちを守る箱舟を造り始める。やがてノアの父を殺した宿敵トバル・カイン(レイ・ウィンストン)がノアの計画を知り、舟を奪おうとする。壮絶な戦いのなか、遂に大洪水が始まる・・・。

出演:ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、レイ・ウィンストン、エマ・ワトソン、ローガン・ラーマン、アンソニー・ホプキンス、ダグラス・ブース、レオ・マクヒュー・キャロル、フランク・ランジェラ、マディソン・ダヴェンポート、ニック・ノルティ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 非常に良い

聖書だの何だのごちゃごちゃ考えずに一個の映画としてみて非常に良い。もちろん原作というか元の神話があるゆえにその色眼鏡で見る人も多いだろうけれど、滅ぶ人間にも生きる人間にも感情移入できる名作だと感じる。見終わったあと「愛に生きよう」と素直に感じられる素敵なシナリオだと思った。

★★★★★ すばらしい!一言です。

聖書の解釈がこのようになされたのかと感じる部分があり、少しびっくりしましたが、神からいただいた使命をはたすノアの苦悩が痛いほどわかりました。人の弱さゆえの苦悩も様々な形で描かれよかったと思います。多くの方に見てほしい作品です。

★★★★☆ 無人の地球は楽園か?

ノアの子孫であるはずの私たちはどれくらい善き人なのか?大昔、日曜学校で習ったノアの箱船、子供心に疑問を持ったものです。イルカやクジラは?虫はどうなったの?ゴキブリも助けたの?本作のノアの苦悩はよくわかる。無人の地球はきっと楽園に違いない。なぜ生きるのか?どのように生きるのか?創造主の問いかけは、この映画において良く表現されていたと思うし、聖書の教えにも通じると思います。

★★★☆☆ 壮大な叙事詩だが得たものはない。

ユダヤ教を多少学んだ人ならこのストーリー展開は納得です。神は人を試すのであって聖人を選ぶ立場ではない。そもそも完璧なのは神であって人ではない。だからこそその中での人の選択が重要である。まぁそういう点はわかります。だからこそのノアの一家だったとも言えます。すでに選択済みであるカインの一族では意味がないのです。迷い悩む存在からこそ神は選ぶのだという思考はユダヤ教の考えに近いのではないかと感じます。(専門家ではないのであしからず。)そしてなかなか壮大な内容をしっかりとした映像で見せていた点はさすがハリウッドだと感じました。しかし残念な点はやはり皆が一度は耳にしているノアの方舟伝説ですからもう少し驚きをもって魅せる表現があったのではないか?という点。それと二時間かけるひつようあったのかな?という点です。知っている話だけあってもうひとひねりふたひねりあると面白かったかな?って感じです。見て損はしないですが得というわけでもなかったという印象です。

★★☆☆☆ 冗長な上、ツッコミ所満載

『聖書』のなかでは『創世記』はなかなか面白い『お話し』である。多分『ヨハネの黙示録』と共に、日本人でも大体の内容を知っている人が多いだろう。『創世記』自体、大昔に起こった何らかの伝説的な出来事を繋ぎ合わせて作った『伝承的物語』で、歴史的な正しさを云々するのは野暮なお話しだろうが、余りにも『創世記』のノアの方舟の筋から離れすぎた上に長尺なので、堕天使や戦闘シーンなどは正直な所カットしても良かったような。

作品の詳細

作品名:ノア 約束の舟
原作名:Noah
監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:ダーレン・アロノフスキー
公開:アメリカ 2014年3月28日、日本 2014年6月13日
上映時間:138分
制作国:アメリカ
製作費:1億2500万ドル
興行収入:3億5900万ドル
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