美貌、富、名声、すべてを手に入れた美しき母の人生は・・・
世界中の話題をさらった実在の事件を完全映画化!
ストーリー:1972年11月17日ロンドン。事件は起こった。貧しい家庭で育ったバーバラ(ジュリアン・ムーア)。彼女は大富豪のブルックスと結婚する。一人息子、アントニーを授かり、憧れの上流階級の幸せを実感する日々。だが数年後、突然夫のブルックスに捨てられる・・・。ニューヨーク、パリ、カダケス、マジョルカ島、そしてロンドン。居場所をなくしたバーバラはアントニーと各国を彷徨う。世間から取り残された二人だけの生活。何かが少しずつ、だが確実に狂い始め、物語は衝撃の結末 へ・・・。
出演:ジュリアン・ムーア、スティーヴン・ディレイン、エディ・レッドメイン、エレナ・アナヤ、ウナクス・ウガルデ、ベレン・ルエダ、ヒュー・ダンシー
★★★★★ 実話だったとは驚きの映画です!
「ジュリアン・ム-ア」の演技が素晴らしい!彼女の映画を見てきたが、色んな役をこなす唯一の女優だと思います。息子役を演じるのは『リリ-のままで』の主演男優です。「エデイ・レッドメイン」ですか?値段も安くて内容が凄い!綺麗に描いてあり、ブル-レイだと良かった!と思っています。お薦めします。
★★★★☆ 淡々と
エディ・レッドメインが出ているので、購入してみました。物語は淡々と進んでいき、衝撃的なラストを迎えてなおも淡々としています。実在の事件の映画化とのことですが、「事実は小説より奇なり」ということでしょうか。なんとなく引っかかって、また観なおしてしまう映画ではあります。
★★★★☆ 実力派女優になったジュリアン。上流家族の内部に潜む破壊的快楽主義を不気味に描く。
ジュリアン・ムーアは、たいして美人でもなく、『ハンニバル』では、演技力も存在感もジョディ・フォスターには全く及ばないことを見せてしまったが、『エデンより彼方に』では、上流社会の悩める奥様を見事に演じて、実力派女優の仲間入りをはたした。本作品も、『エデンより彼方に』と同じく上流社会の奥様であるが、「異常度」は、増している。表面的にみると夫の家族を省みない性格が一番目立ってしまうけれども、内面的には、ジュリアン演じる奥様の度を越した性格が家族崩壊の根源になっているのがわかる。「母は婉曲的に表現することの達人で」と紹介されるが、上品な奥様の内部に潜むのは、息子への執着的ともいえる愛と、快楽主義だ。それらが、年を経るごとに、表面化してくるのだれど、皮肉なことに、それをまず、表にだしていくのは、息子であることに、この作品が複雑で奇妙な感覚にさせることがある。実話ということだけど、いったいどこまでが実話なのだろうかと思ってしまう。作品終了のエンドロールの前に、この後息子がどうなったかがでてくるけれど、それはそれで、ショッキングだ。息子の異常性は本当に家族のせいだけだったのだろうか?いずれにせよ、邦題の「美しすぎる母」ってどうにかしてほしい。近親相姦だけをあおっているようで作品に対する理解が感じられない。
★★☆☆☆ 後味の悪い映画だった
両親の不仲、彼女を父親にとられたり、なんとなく同性愛、母親と関係を持った果てに、あんな最後を迎えるなんて!最初、ジュリアン・ムーアが主人公だと思っていたんです。彼女の気持ちで見ていたら、アレアレいつの間に〜って、途中から、息子が主人公の物語にチェンジしていたんです。そんなこともあって余計に感情移入できない話でしたが、お母さん役のジュリアン・ムーアが存在感ある毒華だった。息子エディ・レッドメインも、あんな風に育ったのだから、しようがないと思わせる危うい雰囲気を醸し出していた。実話が基になった映画だからか、後味がとても悪すぎて、エンドロールを見つめながら重い気分でぐったり・・・。
作品の詳細
作品名:美しすぎる母 |
原作名:Savage Grace |
監督:トム・ケイリン |
脚本:ハワード・A・ロッドマン |
公開:フランス 2007年5月18日、日本 2008年6月7日 |
上映時間:97分 |
制作国:アメリカ、フランス、スペイン |
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