ドラマ

ダスト

だれか、私という物語を覚えていてほしい

ストーリー:2000年、ニューヨーク。古いアパートに空き巣に入った青年エッジ(エイドリアン・レスタ)だったが、逆に、部屋にいた老女アンジェラ(ローズマリー・マーフィ)に銃で脅され、彼女の話を無理やり聞かされるハメに。それは、100年前にアメリカ西部からヨーロッパへ渡ったある兄弟――美女リリス(アンヌ・ブロシェ)を巡り、宿命のライバルとなった兄ルーク(デビッド・ウェナム)と弟イライジャ(ジョセフ・ファインズ)の物語だった。パリでマケドニアの紛争を報じるニュース映画を観たルークは、賞金稼ぎのガンマンとなって動乱のバルカン半島へ渡る。そこでは、オスマン・トルコ軍とマケドニアの独立を掲げる革命軍の壮絶な戦闘が繰り広げられていた・・・。

出演:ジョセフ・ファインズ、デビッド・ウェナム、エイドリアン・レスタ、ローズマリー・マーフィ、ヴェラ・ファーミガ、アンヌ・ブロシェ、ヴラド・ヨバノフスキ、マット・ロス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 名作です。

名作です。でも娯楽映画が好きな私には、つらい映画でした。見る前に、ある程度覚悟してから見た方がいいでしょう。激動のマケドニアで、人々があまりにも無惨に残酷に死んで行きます。そこには英雄も美学も何もありません。殺し屋であるルークにすら理解できない、あまりにも無益な殺戮が、こんなにも美しく穏やかな地で繰り広げられます。ルーク役のデヴィッド・ウェンハムの冷たい青い瞳が哀しく美しい。そして彼の圧倒的な存在感と強烈な魅力で、最後までこの物語を牽引していきます。老婆が語る伝承を、一人の青年が受け継いで紡ぎ出す終章の明るさと力強さに救われる物語です。

★★★★☆ 賛否両論だったけど

色々な意見に分かれる映画のようですが、私にはとても合った映画でした。マケドニアの事を少し調べてから見ると解りやすいと思います。また、マカロニウェスタンを少しばかり知っておくといいでしょうね。血がいっぱいだし、まあそこそこ大人のシーンもあるので、私的にはR指定くらいはしたほうがいいんじゃないかとちょっと思いました(笑)。役者さんたちの表情に惹かれました。色もきれいでしたし。景色とか。人がモノみたいに死にます。殺す人もなんか殺人マシーンみたいです。人は何のために戦うんだろう?そんな思いがこみ上げてきます。でも、私は最後のシーンでちょっと答えがわかったような気がします。考えること大好きな人にお勧めいたします。

作品の詳細

作品名:ダスト
原作名:Dust
監督:ミルチョ・マンチェフスキー
脚本:ミルチョ・マンチェフスキー
公開:マケドニア 2001年10月1日
上映時間:127分
制作国:イギリス、イタリア、マケドニア、ドイツ
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